金髪狼少女と個性豊かな幹部たち【wrwrd!】 (ページ13)

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【12】仕事部屋ページ13

今にでも走って
こちらに来そうなトントンさん。

全速力で今にでも逃げそうな
コネシマさんと鬱先生。

でもよく見るとトントンさん、
目の下に隈出来てない？
(狼のおかげで視力が良い)

じゃあ、協力した方がいいね。

『コネシマさんと鬱先生！図書室に逃げてください！僕がトントンさんに嘘をついてきますので！』

kn｢ホンマか!?じゃあ頼むわ!｣

ut｢Aちゃん！この恩は絶対に返すわ!｣

そう言いながら二人は走って
図書室の方に向かっていった。

少し遅れてトントンさんが
僕の横に来た。

トントンさんの顔を見ると
やっぱり目の下に隈があった。

『…大丈夫ですか？』

tn｢ん？俺は別に大丈夫やで。｣

『…後でお話したいです』

tn｢？まぁ、ええけど。コネシマたち何処に行ったか知っとる?｣

『あぁ。それなら。さっき嘘ついて図書室に行ってって頼んだのでいると思いますよ』

トントンさんのためだ。

そう言うとトントンさんは少し
びっくりした顔をしたあと
頭を撫でてくれた。

tn｢ホンマか！ありがとうな！せっかく城内の散歩してたと思うのに迷惑掛けてごめんな｣

『いえ！トントンさんが疲れているように見えたのでお手伝いをしたくて！』

あ、ヤバい。
本心バレバレ。

僕は顔が真っ赤になったのが分かった。

下を俯き顔を隠す。

トントンさんはふふっと笑って

tn｢あとで、絶対お話しような｣

と言ったあと図書室に向かっていった。

城内を歩いている途中、男性二人の
聞き覚えのある声で叫んでいたのが
聞こえたが気のせいだろう。

－－

何処からか楽しそうな声がすると
思い、その声を元に部屋を探していた。

聞こえてきたのは″仕事部屋″と
書かれた部屋。

その部屋の扉は開いていて
中をチラッと覗いてみた。

すると、

tn｢ちょっと！グルさん！まだこれ終わってないじゃないですか！｣

gr｢え、それは終わらせたゾ｣(ケーキを食べる)

tn｢まるで説得力はないで？｣

そう言い、トントンさんは
グルッペンさんからケーキを取り上げていて
グルッペンさんはめっちゃ嫌がっていた。

その二人の様子を見ているた
ひとらんと目が合いこちらに歩いてきた。

ht｢ちょっと…ってかだいぶ騒がしいけど入る？｣

『暇になったし入りたい…！』

ht｢ふふっ♪じゃあおいで｣

そう言いながら仕事部屋に入った。
よく見ると部屋の中には幹部の人が
全員いた。

今、説教されているのは
コネシマさんと鬱先生のようだ。