【おそ松さん】七つ子やめたいです【男主】

感情が二つ side…black ページ3

二階にあがって部屋に入る
久しぶりに外にでも出ようかな

『スマホと財布持ってけばいいか。』

このパーカー目立つよね…
モチーフ？松だもんね…

『白いパーカー着ればいいか。』

引き出しから無地の真っ白なパーカーを引っ張り出す

それを着て母さんのところに行く

『母さん、僕出掛けてくるね』

松代｢えぇ、わかったわ。気をつけなさいね｣

『うん、行ってきます』

そういえばそろそろ兄さん達の誕生日か…
プレゼント買おう…。

この前カラ松さんはサングラス壊されてたよね。
チョロ松さんはにゃ〜ちゃん好きなんだよね
実は僕もだったりするのは内緒。
一松さんには猫缶とか？
十四松さんには野球ボール。確か無くなったって言ってたから五つ位
トド松さんには帽子かな、似合うし。

おそ松さんは何が欲しいのかな。

ブレスレットでいいかな。
赤いヤツ綺麗なの見つけたんだよね。

よし、さっそく買いに行こう
お金なら腐るほど稼いだって言ったら嘘になるけど
使って無いから貯まってる



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買い物も終わって公園のベンチに座る
下を向いていたら影ができた
目の前を見ればびしょびしょに濡れている
黄色いパーカー

『うそ…』

｢Aだよね…？｣

『…なんで濡れてるの』

｢えっと、泳いだ！｣

『風邪ひくよ』

パーカーを脱いで黄色いパーカーの上に着せる

『さっさと家帰って着替えてね』

そしてそのまま家に向かって歩く
パーカーを脱げば黒の半Ｔが姿を現す

『顔…見れなかったな』

まぁ、顔なんて今更見れないよね
だって怖いし…。

僕は高校2年までの兄さん達しか知らない。
その後兄さん達がどうなったかなんて
僕には関係ない。

家の玄関を開けると居間の方から話し声が聞こえる
顔を合わせないうちに、二階に上がる

そういえばおそ松さんに買ったブレスレット
ルビーだったよね。
確か【勝利と情熱を象徴する石】だった

勝利と情熱ね…。

ブレスレットを贈り物にするのは不味かったかな
【拘.束したい】なんて思ってない

でもおそ松さんのほしいものなんて分からない

おそ松さんの好きなものも欲しい物も何もかも分からない

あの人は個性がなさすぎる
かまってちゃんなのは日頃の兄さん達の会話でわかる

でも僕はかまってあげられない。

兄さん達プレゼント喜んでくれるかな？

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