3話 煉獄杏寿郎 ページ4
私はこの世界にトリップして約2年経って弟が生まれた。小さくて丸くて可愛い男の子で名前は琥珀。はじめて弟が生まれたから弟を見に行っては、指を握らせる。天使のような弟
「A、稽古だ！」
『はい、父上』
この頃から父親は私に稽古をつけてくれる。稽古と言っても受け身とかで、刀の握り方を木刀で教えてくれた。
なんで、こんなに稽古をつけてくれるのかを父上は簡単に教えてくれた。
「鬼が出るんだ。それも人を食べる鬼」
『鬼？』
鬼なんて桃太郎とか、昔話でしか聞いたことがなかったけれど、本当にいるなんて
「その鬼をやっつけるための技があるんだ。それは俺のお祖父さんの代から続いているんだよ。それをAに継がせたいからな。よし、次行くぞ」
父上はそのために私に必死に稽古をつけてくれる
それが終われば、弟を見に行き癒される
それを毎日していた。
そして、二年が経って稽古は本格化してきた。前と変わらないけれど刀の振り方が交じってきた
そんな中で、父と客間で話している男の人をよく見た。たまに、その人の子供らしき人がちょこんと縁側に座っていて、私より歳上らしく体が一回り大きい。暇なのかボーッとしていたので声をかけた
『こんにちは』
「こんにちは！俺は煉獄杏寿郎。君は？」
めっちゃ威勢いい！
『煙上A。暇なら遊ぼう』
「うむ！」
庭でめんこで遊んでいたが、遊びに飽きて相撲をすることになった。
「俺は6つ」
『私、4つ。だからここからでいい？』
年の話をしていると、やはり杏寿郎くんは私より二つ歳上だった。なので、ハンデとして端から始めさせてもらう
着物を掴んだのはいいけど、動かない。これがが二つ歳上の差なのか？と思ったけれど手を掴んでわかった。
杏寿郎くんの手には父上と同じような豆が出来ていた。この子も刀を振るうために、稽古をしているんだ。この子のお父さんも鬼を倒すための稽古をつけているのか。
動かず、動けず。二人相撲の形を取ったまま止まっていた。
「力、入ってるのか？」
『入ってないよ……杏寿郎くんも稽古してるの？』
「ああ、父上に刀の指導を受けているが、それがどうした？」
『ううん、なんでもないっ！」
力を踏み込んで杏寿郎くんを倒そうとしたが、反対に簡単に倒された。これが二歳差の力。
何回もやりすぎて、杏寿郎くんとの仲は深まりいつの間にか呼び捨てで呼びあっていた。
父上と杏寿郎のお父さんの関係は少しだけわかった気がする
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黒マル(プロフ) - ゆきなさん» アニメの冨岡さんの速さを参考にさせて頂いてます！鬼殺隊の運動神経は凄いですよね！ (2020年3月30日 20時) (
レス) id: 8875ef1e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - きさつたいって脚早いし強いですね (2020年3月30日 3時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
黒マル(プロフ) - ゆきなさん» 感想ありがとうございます！言葉が見つからず泥棒になってしまいました…。文章力をつけていかないとダメですね。お気遣いありがとうございます！更新頑張ります (2020年3月29日 15時) (レス) id: 8875ef1e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 泥棒ではない…かな？…まぁいっか！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年3月28日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒マル | 作成日時：2020年3月14日 11時
