28話 本当の話 ページ30
朝になり私は稽古をする。これは15年間変わらない事だ
真選組に入ってわかったことは、この真選組は警察のような役割で新撰組に似たような名前の人が何人かいる。
一つ凄いことに気がついた。ここで全集中を使えば無双状態らしい。らしいというのは本当かはわからないが、あの目付きが凄い人、土方さんが私に言っていた
あ、あと私の上司の沖田総悟隊長の声が蛇柱の伊黒さんに似ていて、私はおかしくて笑ってしまった
沖田隊長はとても意地悪な人で、ご法度の漫画を私をパシりに行かせる
まあ、そんなにしんどくはない。しんどいのは私から俺に変えたことで、ついつい私が出てオネエ扱いされることだ
稽古も私が強いと知った土方さんは私対他の隊士と稽古をするが、全集中の呼吸を使えば一瞬で終わる。けれどそれは他の人達の事を考えて手を抜いていた
そうやって一日が過ぎていき、遅い歓迎会が始まった。沖田隊長はお酒を飲み酔いだして、私も巻き沿いを食らう。イライラしながらも付き合っていると、私も酔ってしまう
そして、話をしていると色恋沙汰の話になり他の隊士の話を聞いていた。町の娘が好きだとか、今も恋文を送っているなどという純粋な話を聞けて男性の恋話を聞くのは新鮮だった
「煙上、お前はどうなんでィ。他の奴等の話はにこにこ聞いて、お前は話さないつもりか？」
沖田隊長は頬を赤くしながら、私に向かって言い出した。私も酔った勢いなのか口から言葉が出てきた
『俺は結婚を約束した人がいます』
「え！？お前意外！」
それを言い出すと、みんなが私の話を聞き入るようにお酒を飲む手を止めてはギャーギャーと言い出した
煩くなった部屋に頭が痛くなり外に出て、綺麗な月を見た
「煙上、あの話は本当か？」
煙草を吸いに出てきた土方さんは私に声を掛けたのだ。私は頷く
「約束した相手の所に行けばいい。命を賭けて来なくても」
『…相手は命を賭けて人々を守り抜きました。相手が俺に結婚をしたいと櫛を遺したのも、その戦いの後です」
重い沈黙のあとに、土方さんが口を開く
「…その戦いってのは？」
『鬼退治です』
それを言い、私は部屋に戻った。土方さんがどう解釈するのかはわからない。私には嘘をつけない
杏寿郎の話も、鬼退治も、すべてが本当だ
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黒マル(プロフ) - ゆきなさん» アニメの冨岡さんの速さを参考にさせて頂いてます！鬼殺隊の運動神経は凄いですよね！ (2020年3月30日 20時) (
レス) id: 8875ef1e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - きさつたいって脚早いし強いですね (2020年3月30日 3時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
黒マル(プロフ) - ゆきなさん» 感想ありがとうございます！言葉が見つからず泥棒になってしまいました…。文章力をつけていかないとダメですね。お気遣いありがとうございます！更新頑張ります (2020年3月29日 15時) (レス) id: 8875ef1e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 泥棒ではない…かな？…まぁいっか！これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年3月28日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒マル | 作成日時：2020年3月14日 11時
