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17話 いつもと違うこと ページ18

杏寿郎の通夜とお葬式が終わり、お骨上げも終わった…

杏寿郎の遺影の前で私は正座をして、胸元にしまった大切な櫛を取り出す。私は杏寿郎に全てを話す。
「Aさん?」
『千寿郎くん、寝れた?』
「はい、なんとか寝れました』
二人で杏寿郎に手を合わせて、千寿郎くんに杏寿郎に話したことを話した
『櫛を杏寿郎から貰ったから…私は杏寿郎の妻になる』
それを話すと、千寿郎君は驚いたような顔をしたが一つ頷いた
「それなら兄上も喜んでくれます…姉上」
『うん…ありがとう。千寿郎くん』




「A」
『…槇寿郎さん』
槇寿郎さんに声をかけられたのはとても久しぶりだった。頭を下げたままでいると、頭を上げろと声がかかった
「…杏寿郎が、すまなかった。君を置いて逝ってしまうとは」
『いえ、私は杏寿郎との思い出があります。出会ったのも全てが運命でした…私を救って下さった槇寿郎さんのお陰です』
頭を下げて上げ、私は言葉を続けた
『杏寿郎と槇寿郎さんの手の温かさがとてもよく似ていました』
その言葉に槇寿郎さんは涙を拭っていた。

「いつでも煉獄家に帰ってくるといい。杏寿郎が妻を待っている」
『はい、お義父様』
深く頭を下げ、私はいつも通りの鬼殺隊での仕事に戻る。
玄関で履き物を履いていると後ろから千寿郎君がやって来た。
「姉上…」
『今日の任務が無かったら稽古つけるよ』
そう言うと、千寿郎くんの顔はぱあっと明るくなる。行ってきますと言うといってらっしゃい、と聞こえて、いつもとは違うことに気がついた。

18話 指南書→←16話 櫛



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黒マル(プロフ) - ゆきなさん» アニメの冨岡さんの速さを参考にさせて頂いてます!鬼殺隊の運動神経は凄いですよね! (2020年3月30日 20時) (レス) id: 8875ef1e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - きさつたいって脚早いし強いですね (2020年3月30日 3時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
黒マル(プロフ) - ゆきなさん» 感想ありがとうございます!言葉が見つからず泥棒になってしまいました…。文章力をつけていかないとダメですね。お気遣いありがとうございます!更新頑張ります (2020年3月29日 15時) (レス) id: 8875ef1e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 泥棒ではない…かな?…まぁいっか!これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年3月28日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒マル | 作成日時:2020年3月14日 11時

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