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11話 柱にならなかった鬼狩り ページ12

「鬼狩り…特にお前の噂は鬼の間でも有名だ。五年間鬼狩りしていても柱にならない奴だと」
『そんな事を知っていても意味がないだろう』
「いや、あるな」
血鬼術が強い。気分が悪い上に気を抜けばすぐに気を失ってしまう。
さっさと終わらしてしまおうと、全集中の呼吸をしようとした時に鬼の気配が増えた
「囲まれた…!」
「鬼の住みかに入ってくるなんて、度胸がいるな鬼殺隊というやつは」
ここ全体が鬼の住みかだとしたら、あの鬼殺隊の最終試験と変わりない。その最終試験を合格したのならこのくらい平気
『炭治郎くん、私が下弦の鬼を倒す。他の鬼も私は出来る限り倒すけど、余った鬼はお願いできる?』
「はい!大丈夫です、禰豆子がいます!煙上さんはその鬼に集中してください」
そっと見れば、そこには口に口枷をしているが可愛らしい女の子が立っていた。この子が鬼になった炭治郎くんの妹らしい
大丈夫だ。ふっと、刀を握る手に力を入れる

煙の呼吸 壱ノ型 狼煙
一気に相手との間合いを詰め刀を降り下ろした。しかし、その降り下ろす瞬間、意識が一瞬飛びかけた。この体勢では刀は入らない、わざと相手の脇を抜けて受け身を取って立ち上がる
相手に近付くほど血鬼術が強くなっていく

相手は私に近付いては尖った爪を振りかぶってくる。それを避けるのも、気持ち悪さに嘔吐しそうになるので体力は削られていく。一瞬目の前が暗闇になり、左肩に鈍い痛みが走る。その痛みで現実に引き戻された
このままでは、相手のペースに乗せられる
どうにかして、相手の懐に入らないと斬れない。

これしかないと、足を踏ん張った
炎の呼吸 壱ノ型 不知火
煙の呼吸よりも間合いを詰めるのが早い型。杏寿郎に幼い頃から教えられてきた技。煙の呼吸をしてても、まだ全然覚えて使える技だ
相手の肩を斬って、最後に首を落とした

下弦の鬼に勝った。後ろを振り向けば、炭治郎くんたちも勝っていて私の戦いを見ていたらしい
鎹鴉を呼んで任務を達成したと伝えた。もうじき陰たちが処理に来るだろう

炭治郎くんたちと話そうと振り向いて歩いたときに、ずきっと肩が傷んだ。炭治郎くんが止血してくれたので血の心配はない

禰豆子ちゃんの頭を撫でお礼を言うと、隣にいた炭治郎くんがしっかりと口を開いて言った
「煙上さんは…なんで柱にならなかったんですか?」
『それは炎柱のためなんだ』
「それは…」
『あの人を立てるため……よし、お話は終わりにして帰ろうか』

これ以上は言えない

12話 幼馴染、それとも…→←10話 任務



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黒マル(プロフ) - ゆきなさん» アニメの冨岡さんの速さを参考にさせて頂いてます!鬼殺隊の運動神経は凄いですよね! (2020年3月30日 20時) (レス) id: 8875ef1e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - きさつたいって脚早いし強いですね (2020年3月30日 3時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
黒マル(プロフ) - ゆきなさん» 感想ありがとうございます!言葉が見つからず泥棒になってしまいました…。文章力をつけていかないとダメですね。お気遣いありがとうございます!更新頑張ります (2020年3月29日 15時) (レス) id: 8875ef1e2d (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 泥棒ではない…かな?…まぁいっか!これからも無理せずに頑張ってください!楽しみにしてます! (2020年3月28日 1時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒マル | 作成日時:2020年3月14日 11時

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