君と紡ぐ1ページ２【K.T】 (ページ5)

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｢ぱぱっと作るか｣

中｢何作るの？｣

｢今日はカレーにしようと思って｣

あんまり時間もないから比較的簡単なカレーをつくることにした

中｢なんでいきなりお泊まり会なんてしたの？｣

｢紫耀と海人くんがしたいってうるさくてさ、捨てられた子犬みたいな目で見られたからしょうがなく｣

中｢髙橋くん甘え上手だもんね｣

｢そうなんだよ、テストも近いし紫耀に勉強させるいい機会にしてやろうと思ってさ。強引に誘っちゃったけど来てよかったの？｣

中｢全然いいの！今回の範囲分からないとこあってさ、Aと永瀬賢いから教えて貰えるでしょ？あと1人じゃ寂しいかなって思って｣

そう言って笑った結衣が友達でよかったなと心底思う

人見知りで初対面の相手に冷たく当たっちゃう私は

友達を作るのが苦手で一人でいることが多かった

そんな時、同じクラスになった結衣が話しかけてきてくれて今に至る

結衣のおかげでクラスの女子とも普通に話せるようになった

結衣にはお世話になりすぎてるな

平｢お腹空いた～！｣

髙｢めっちゃいい匂いする！！！｣

｢呼びに行くまで待っててって言ったじゃん｣

永｢俺が目離した隙に移動しやがった｣

中｢でももうすぐできるからちょうど良くない？｣

｢まぁね、好きな分だけ自分でお皿に盛り付けて｣

髙｢カレーだ！やったぁ｣