君と紡ぐ1ページ２【K.T】 (ページ33)

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興奮が冷めやらぬまま午後の競技が全て終わった

残りはフォークダンスと閉会式

フォークダンスの入場のために背の順で並ぶ

前から順番にペアを作っていくと私のペアは海人くんだった

緊張するな

髙｢ねぇ、体育大会終わったあと教室で待っといてくれない？｣

｢うん、分かった｣

髙｢ありがとう。｣

陽気な音楽がかかりフォークダンスが始まった

あっという間にフォークダンスが終わり開会式が始まった

見事に総合優勝を果たした私たちは

教室に戻り集合写真を撮った

みんなお疲れの様子で教室に残る人は居なくて私は1人になった

平｢A帰んないの？｣

｢ちょっと用事あるから先帰っといて｣

平｢そっか。気をつけて帰ってくるんだよ｣

｢うん。｣

それにしても海人くんの用事ってなんだろう

夕日がキラキラと輝いているのを窓から眺めていると

教室のドアが開く音がした

髙｢遅くなってごめんね｣

｢ううん、大丈夫だよ。それより用事ってなに？｣

髙｢あのさ、いきなりでびっくりしたすると思うんだけど聞いてくれない？｣

その場で深呼吸をした海人くんは私の目を見て話し始めた

髙｢俺、ずっと前からAちゃんのことが好き｣

｢ほんとに？？｣

その言葉を聞いて涙が溢れてきた

髙｢ごめん…泣くほど嫌だった？｣

｢ちがっ、、、、嬉しくて、、、海人くんは初恋の人のことがまだ好きだと思い込んでたから｣

髙｢やっぱり忘れられられてるか｣

｢へ？｣

髙｢俺の初恋の人は、Aちゃんだよ？出会った時からずっと好きだった。会いたかった。入学式出会った時は運命だと思ったよ｣