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みんなが打ち上げモードで盛り上がる中
いつもなら輪の中に入ってはしゃいでるはずの海人くんが浮かない顔をしていた
次の授業が移動教室のためクラスのみんなは移動し始めている
海人くんの様子が気になった私は結衣に声をかけ先に行ってもらうことにした
｢海人くん、考え事？｣
��｢うん、、ちょっとね｣
｢私でいいなら相談乗るよ｣
��｢気持ちは嬉しいけど、大丈夫。これは俺の気持ちの問題だから｣
｢そっか｣
力なく笑った海人くんは教室の窓から外を眺めていた
その横顔を見て私は保健室での出来事を思い出した
あの時海人くんは何を言おうとしたんだろう
｢ねぇ、海人くん｣
��｢ん？｣
｢私が怪我した時保健室連れていってくれたでしょ。
あの時何を言おうとしたの？｣
��｢……覚えてたんだ。あの言葉の続きいつか教えてあげる｣
｢いつか？｣
��｢うん。俺の決心が着いた時｣
｢そっか、その時まで待ってるね｣
��｢やっばい！次移動じゃん、Aちゃん早く行こ｣
｢待って、速いって｣
思い出したように声を出した海人くんは机の上には置いてあった荷物を持って
私の手を取って走り出した
それにしても速すぎる、ゴールデンレトリーバーにでも引っ張られてるみたい
あっという間に教室に着いた私たちは息を整えながら席に着いた
平｢やっと来た、遅かったね｣
永｢どんだけ走ってきてん(笑)｣
��｢うるさいなぁ。2人とも置いていくとか酷くない？｣
平｢声掛けたのに返事しなかったのは海人だろ？｣
��｢え、そうなの？｣
永｢めっちゃ真剣な顔して俯いてだからそっとしとこと思って｣
平｢で？その悩みとは？｣
永｢とは？？｣
��｢いいません！｣
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作者名：ひなた | 作成日時：2019年11月17日 17時
