君と紡ぐ1ページ２【K.T】 (ページ1)

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家に着いて自分の部屋に駆け込んだ

海人くんに想われる初恋の女の子が羨ましい

そういえば私の初恋も似たような感じだな

名前も顔も覚えていないと男の子

どんな子だったのかはこれっぽっちも思い出せない

お母さんに聞けば何かわかるのかな

｢お母さん私の初恋の話覚えてない？｣

母｢そうねぇ、確か旅行に行った時に遊んだ男の子だった気がするわ｣

｢そっかぁ｣

母｢急にどうしたの？｣

｢どんな子だったか気になってね。アルバム探してみよっと｣

私は押入れにしまってある幼少期のアルバムを取り出した

ペラペラとめくっていると懐かしい写真ばかり

この紫耀かわい～明日見せてあげようかな笑

思い出に浸りながら1枚1枚確認していく

すると家族旅行の写真が出てきた

お花見シーズンだったからお花見してる写真が多い

1枚だけ家族とじゃない写真があって目に止まった

男の子と遊んでる後ろ姿

顔は見えないけどあの日のことを少し思い出した。

確かこの日はご飯食べ終わって家族と話してたら一人で遊んでる男の子がいて

気になって声をかけに行って一緒に遊んだんだよね

帰らなきゃ行けない日にまたあえるよね？って聞かれて

きっとあえるよって答えたのを思い出した

この男の子は覚えてるのかな？

もう一度会いたいなんて思うけど、名前を覚えていないから会っても分からないか、、、

もしかしてもう会ったことあったりして

なんてね