君と紡ぐ1ページ２【K.T】 (ページ11)

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テストから月日が経ち球技大会を目前に控えていた

私たちのクラスは担任が行事には全力で！という人だから球技大会も優勝するぞ！って意気込んでる

運動神経がいい人が集まっててクラスの雰囲気もメラメラしてる

ちなみに男女ともに各クラス選抜5名でバスケ

全学年で行われるため優勝するには先輩にも勝たなきゃいけない

男子は運動神経抜群の3人もいるし、私も結衣も運動神経はいいほうだ

パス回しを練習すれば優勝も視野に入る

髙｢絶対優勝してやる！！｣

平｢俺たちのチームワーク見せてやろうぜ！｣

永｢5人でチームやねんから俺らだけやったらあかんやろ｣

｢あんたたまにはいいこと言うのね。女子もやるからには優勝したいな～｣

中｢じゃあさ、みんなで練習いかない？｣

放課後近くのバスケコートで練習することになった

クラス選抜の他の子も誘ったら快くOKしてくれた

あんまり女子と喋らないから不安だったけどみんないい子ですぐに打ち解けた

｢私高梨さんもっと無口なのかと思ってた｣

｢私も！今まで話さなかったの後悔だよ｣

｢昔から人見知りでさ、話しかけられると素っ気なくしちゃうから怖がられるんだよね｣

中｢根はいい奴だからさ、これからも仲良くしてあげて｣

｢中川さん保護者みたいだね(笑)｣

中｢よく言われる～｣

｢ちょっとやめてよ。てか話してばっかじゃなくて練習するよ！｣

私は恥ずかしくなって逃げ出した

中｢ああやって強く当たってくるんだけどね、本当は照れてるんだよ｣

｢はーやーく！！｣