君と紡ぐ1ページ【K.T】 (ページ4)

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結衣と談笑していたら教室のドアが空いて紫耀たちが入ってきた

途端に上がる女子たちの悲鳴

やっぱかっこいい、同じクラスでラッキーだね

なんて聞こえてきた

平｢A～、なんで先行ったの？｣

｢楽しそうに話してたから邪魔しないようにしたの
ごめんね、次からは声掛けてから行く｣

平｢気づいたらいなくて焦ったんだからな！｣

｢ごめんって｣

平｢帰りにジュース奢ってくれたら許す｣

｢はいはい、買うから｣

平｢約束だかんな！｣

そう言って自分の席に向かっていった

昔から子供っぽいとこは直んないんだから

まぁ、それが紫耀のいい所かな

特にすることも無くぼーっとしていると後ろからつつかれた肩

振り返ると至近距離に綺麗な顔が広がった

髙｢ねぇ、高梨Aちゃんだよね？｣

あまりにもびっくりしすぎて答えられずにいると焦り始めた君

髙｢あれ？人違いしちゃった、、？｣

｢ごめんごめん、合ってるよ｣

髙｢だよね！よかったぁ。俺、髙橋海人よろしくね！｣

そう言って笑った君はあの日見た向日葵のような笑顔を向けてくれた

｢こちらこそ、よろしくね！｣

髙｢海人でいいよ！その代わり俺もAちゃんって呼ぶから！」

これから君との甘酸っぱい青春が始まるなんて私は知らなかったんだ