君と紡ぐ1ページ【K.T】 (ページ23)

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鼻歌を歌いながらレジに向かった海人くん

私ばかり貰って申し訳ないと思って帽子買ったのに
また貰っちゃった、、、

髙｢はい、ぞーど！！｣

｢ありがとう！｣

髙｢今つけてくれない？｣

｢今？ちょっと待ってね｣

付けてと言わんばりの顔で見つめられたら付けるしかない

今日の巻いてる髪型にぴったりだ

｢どう…？｣

髙｢似合ってるよ！やっぱプレゼントして正解だ｣

｢ほんと？嬉しい｣

それからまたお店探しの旅に出かけた

｢ごめん、トイレ行ってきてもいい？｣

髙｢うん！ここで待ってるね｣

トイレに向かうべく歩き出した

と見せかけてさっきのお店に向かった

さっき見たピアスがかっこよかったからこっそり買おうと思って

海人くん用に黄色のピアスを手に取るかわいかったから自分も欲しくなってオレンジを買うことにした

あまり待たせちゃうのは申し訳ないから走って海人くんのところに戻った

｢待たせちゃってごめんね｣

髙｢全然だよ！じゃあ行こ～！｣

｢ちょっと待って｣

髙｢ん？どしたの｣

｢これ、海人くんにと思って｣

私は帽子とピアスの入った袋を差し出した

状況が掴めず何も喋らない海人くん

髙｢え？俺にくれるの？｣

｢そだよ！奢ってもらったしカチューシャ貰っちゃったから、それお礼に私からもプレゼント｣

髙｢え～！！嬉しい！ありがと～開けていい！！｣

｢もちろん！｣