【暗殺教室】無気力で眠そうな君のみる夢 II

ひとりの時間 ページ46

Aside


ビッチ先生、烏間先生のおかげで少しずつ最上階へ

向かう中、私は渚くんの背中をみてはつま先を見て

だらだらと最後尾について歩く。



カルマくんなんて前の方にずんずん進んでいくし

よく話すふたりがいないと、ほんとになにもない




なかよくしてくれてたんだなー、ってちょっと

温かいけど、じわっといたい



カルマくんは面白がってるのがおおきい気がするけど




でもきっと、もうきっと嫌になっちゃったんだ、


またお見舞いの時みたいに、駄目で、間違えて



渚くんはもう一緒にいたくなくて、いなくても良くて


それで嫌なのは私で 私だけで





そんなくせに怖いとか言い訳して、ごまかして、

隠して寺坂の言うとおり




全部自分のせいなのに、もう傷跡もない指先がいたい




自分のことばっかりだ。



みんなは優しい、だから甘えてしまってる


それなのにありがとうも言えてないじゃんか




ここに来てから、ずっと。





前は、


………


…………………





あれ？なんだろう



なんかいま




茅「Aくん？いこ？」


『あ、うん。ごめん』





なんだっけ、



大事なこと考えてたような




__________________



どこまで昇ったのか、薄暗いガラス張りのフロア

そのガラス窓にもたれるように誰かいる


矢「あの雰囲気…」

吉「いい加減見分けつくようになったわ、

どう見ても殺る側の人間だ」



烏間先生も毒にやられて万全じゃない、

向こうは一人で堂々待つほど腕の立つプロ


時間がないのに、ほんとそのまま背後のガラス

割れちゃえ、そして落ちてしまってください



ガシャン______



「「「！！！！」」」


？「つまらぬ、」


自らガラスを掴み割るとその男は話し出す、

握力おばけだ


？「足音を聴く限り手強いと思えるものが一人も

おらぬ、精鋭部隊出身の引率の教師も居るはずな

のヌ、だ」


…………( ˙-˙ )


？「どうやらスモックのガスにやられたようだヌ

半ば相打ちヌといったところかヌ、出てこいヌ」



………………………n(


「手で窓にヒビ入れたぞ…」


「(そ、それより…)」
「(怖くて誰も言えないけど…)」
「(なんかその、)」



カ「ヌ、多くねおじさん」



((((言った！！よかったカルマが居て！！))))



？「ヌ、を付けると侍ぽい口調になると小耳に

挟んだヌ。かっこよさそうだから試してみたヌ」




なるほどぬ

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