【暗殺教室】無気力で眠そうな君のみる夢 II

南の島への時間 ページ38

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〈きたない、きたない〉


〈きもちわるい〉



〈ほらもう、こんなにきたない〉




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ひさしぶりに夢をみた



断片的なもので、


なにをされたのかどうなったのかは



おもいだせなかった




忘れつつあるってことは、克服しつつあるってこと

なのかなぁと適当に理由をつけて考えるのをやめて

しまった




ただ目覚めがとてもわるかった



杉「A顔色悪いぜ、ちゃんと寝た？」


『うーー、うんねた』


カ「遠足の前の子どもみたいだね」


『１２時間睡眠』


杉「もっと小さい子か！？」



船の上ってのもあると思う



殺「にゅやあ〜」



殺せんせーも酔ってる



倉「起きて起きて！殺せんせー！見えてきたよ！」


杉「東京から６時間！」

前「殺せんせーを殺す場所だぜ！」




…………


……………………



暗殺は夕飯の後で、それまでは各グループにわかれ

て準備を進める



『うう、ん』


茅「ねえA君って結局泳げるんだっけ？」


『…、むり』



むりだ。



浅い川で流されるだけならできたけど、海って…



茅「うーむどうするかな。ね、渚」


渚「……無理ならしょうがないんじゃない？」


茅「しょうがないってでも、」





どうしようかな、これ。



無理矢理泳いで溺れても迷惑だよね




茅「じゃー私と一緒に上にいよう！」



ニコニコと笑顔で提案してくれる茅野にほっとする



『うん、そうする』



カ「落ちないでよーw」



『おちません』



なんてこというんだろこのひとは




ばしゃばしゃと水にもぐりこんで行く班員にすごい

なぁなんてぼんやりかんがえてた



茅「よぉーっし！私たちも囮として気を引かなき

ゃ！」



ぴょんぴょんと飛び跳ねながら走りまわる茅野




『ちょっと危な、落ちるよ』




茅「でも、Aくん眠そうだから！その分私が

楽しそうにしてないと…！」


わたしのせいか、また…


いやいつも眠そうな私がいきなりキャー☆とかパリ

ピだしたらそれこそやばいと思うな




まあ楽しそうならいいけど




気をつけてほしい




茅野が怪我したら渚くんが心配する、よなぁ



てか暑い…




流石に猛暑でパーカー長袖はひどいわ




んー…暑くて眠くてぼーっとする




海も空もキラキラとまぶしく目に突き刺さる





茅「Aくん、暑そうだよ？パーカー脱いじゃ

えば？」

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