すれちがいの時間 ページ30
Aside
『ごえいけつ？』
茅「そう！各教科一位対決をしてたんだよ！E組の
完全勝利だね！」
久しぶりに登校してはじめて知った事実
なんでもE組とA組は賭けをしていたらしい
そんで勝ったからなんでも言うこと聞いてもらえる
んだって
なにそれすごい
テストは自宅受験したけど
でも各教科一位につき触手一本破壊の権利が得られ
るならもうちょい頑張ればよかった
てかA組になにするんだろ
一週間のサイクルを月月火水木金金にするとか？
←考えつく一番嫌な嫌がらせ
だいたい五日間の疲れが二日でとれるわけない
カルマ君は不機嫌そうに教室を出てったあたり、あ
んま良くなかったんだろうな
負けたかな
負けてもいいかなってちょっと思ってたのは内緒で
そして渚君
あの日からしゃべってない
なんか、目があったらそらされる
自分のせいだけど
すこしさみしかった。
あの日のことがやっぱりいやだったのかな
忙しいのにお見舞いとか大変だったのかな
そんで、私がかんじ悪くてもっといやだったのかも
ごちゃごちゃ考えて
渚「っあ、」
『…！』
そんなときに限って帰りが一緒になったりする
渚「…」
『…』
なにこれ
未だかつてないほどに気まずい
『あーあのさ、お見舞いありがとう』
渚「うん」
はい。会話終了
一言でおわりましたありがとうございます
『かんじ悪くてごめんね』
ぐるぐる考えた上に今日一日言えなかった言葉も、
通り過ぎた軽トラックのエンジンの音でかき消され
てとどかない
ちょっとぎゅってなった
そのまま歩いて行ってしまう渚君にどうしたらいい
か分からなくなって、先に手が動いた
ふらふらとさまよってからとりあえずカバンのはし
っこをつかむ
渚「…え、」
どうしようこれ超めんどくさい奴ぱたーんだ
『いやじゃ、なかった』
目が合わない
嫌われちゃったかもしれない
あーもう超面倒くさいやつじゃんほんと、
いやだ
『あのひは、来てくれてありがとう』
そういって笑った
変にぎこちない笑顔だったかもしれないけど、
他にはわからないし
これ以上、鬱陶しくなりたくない
『ごめん、じゃあまた、』
もう一回笑いかけたらこんどは見てくれた
友達ってむずかしい
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 293人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
2k?(プロフ) - 続きはありませんか！？ (2022年8月14日 7時) (
レス) @page46 id: 086cbb7ccc (このIDを非表示/違反報告)
rerere0907(プロフ) - すごく面白かったです！これからも更新頑張ってください！応援しています、 (2020年7月27日 21時) (レス) id: dac62f7abc (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - すごく面白いかったです！！！題名につられて読んでみたらものすごくいい小説に出会ってしまいました！これからも更新楽しみにしていますね。 (2018年12月29日 14時) (レス) id: 85260c4bec (このIDを非表示/違反報告)
みのり - 面白かったです！ (2018年11月17日 13時) (レス) id: 7efa002e96 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 更新楽しみにしています！頑張ってください！続きめっちゃ気になります！ (2018年11月7日 3時) (レス) id: e2185deb66 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：稀 | 作成日時：2018年1月20日 16時
