新しい先生の時間 ページ12
渚side
鷹「よう!今日から烏間を補佐してここで働くこと
になった鷹岡明だ。よろしくな!E組のみんな」
A「…。(いやな感じ)」
最近になってようやくAの表情から少し感情
を読み取れるようになったけど、今は多分、鷹岡先
生のことあまりよく思ってない、そんな感じがする
挨拶するなり鷹岡先生が取り出したのは、高そうな
スイーツの山だった。
鷹「食え食え!俺の財布を食うつもりで遠慮なく
な!」
『明日からの体育の授業は鷹岡先生が?』
鷹「おう!政府からの要請でな、烏間の負担を減ら
すために…」
殺「(゜¬゜)」←殺せんせーがガン見してる
鷹「おお!あんたが殺せんせーか!食え食え!」
A「……。」
『大丈夫A?調子悪いの?』
A「んー…?あんまりこういうの食べたこと
ないからびっくりしただけ。だいじょーぶ」
ふわっと微笑む、傾く頭と一緒にふわふわした髪の
毛が頰にかかった。
最近Aは笑うことが増えた。
僕もつられて微笑む。
木「同僚なのに烏間先生と随分違うっすね」
原「なんか近所の父ちゃんみたいですよ」
鷹「ははは、いーじゃねーか父ちゃんで、同じ教室
にいるからには、俺たち家族みたいなもんだろ!」
A「……。」
鷹「お?どうした食えよ!だからこんなに細いんだ
ぞ」
A「あぁ、ははは…」
びっくりするほど愛想笑いだ!
A「…わ、ぁ……」
鷹「腕も足もこんなに細い…こんな体じゃナイフふ
れないぞー?ほら父ちゃんの持ってきたスイーツを
食え!」
鷹岡先生がAの手足を触って確認してるけ
ど、Aが入るとなぜか健全な行動すらやばい
ので色々やばい
当の本人もちょっと…
A「………(╬° °)」
いや、かなり嫌そうだ!
むしろちょっとキレてるよ!
風呂に入れられる前の猫みたいだ。
撫でられた頭を不愉快そうに整えながら戻ってきた
A。
『あはは、お疲れ様』
A「……。」
僕の声に顔を背けながらも隣に座ってくるのが、ほ
んとに猫みたいでちょっと面白い。
A「明日が憂鬱だ…」
ほんとに嫌だったんだな…
ちょっとずつでも、友達になる。
僕は彼の頭に手を伸ばした。
態度と反して柔らかい髪の毛が、手のひらをくすぐ
った。
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2k?(プロフ) - 続きはありませんか!? (2022年8月14日 7時) (レス) @page46 id: 086cbb7ccc (このIDを非表示/違反報告)
rerere0907(プロフ) - すごく面白かったです!これからも更新頑張ってください!応援しています、 (2020年7月27日 21時) (レス) id: dac62f7abc (このIDを非表示/違反報告)
雪音(プロフ) - すごく面白いかったです!!!題名につられて読んでみたらものすごくいい小説に出会ってしまいました!これからも更新楽しみにしていますね。 (2018年12月29日 14時) (レス) id: 85260c4bec (このIDを非表示/違反報告)
みのり - 面白かったです! (2018年11月17日 13時) (レス) id: 7efa002e96 (このIDを非表示/違反報告)
彩華(プロフ) - 更新楽しみにしています!頑張ってください!続きめっちゃ気になります! (2018年11月7日 3時) (レス) id: e2185deb66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:稀 | 作成日時:2018年1月20日 16時