【暗殺教室】無気力で眠そうな君のみる夢

黒猫横断の時間 ページ2

Aside




どのくらい昔からか知らないけど、黒猫が横切れば

不運の象徴とされている。





そんなわけで、未だに、少なくとも私の住む町では

黒猫をよく思わない大人が多かった。





そんな事実を幼いながら不憫に思って今までやって

きたのだが、14歳になってその間違いに気づくと

は、また随分ぼーっと生きてきたな…とか。





あるいは、可哀想とか、不憫だとか思った事に腹を

立てた黒猫の神様かなんかの、こう罰的な何か…





どちらにせよ、もう自分は助からないだろうと思っ

た。





ちょっとした好奇心で、黒猫を追って、

追って追って追って───





大通りに出た後、つい最近多発していると噂に聞い

た暴走車の運転手と目があったのが世の末だった。





人の叫び声、吐きそうなくらいの目眩と眠気。




死ぬって案外怖いのかもしれない。





寒い、




最後はとても寒かった。






────────────────────








【暴走車に跳ねられ、10代と見られる女の子が病院

に搬送され、その後死亡が確認されました。】

恐怖の時間 １時間目→←設定

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

クリーム色のセーター

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーアルファベット

X

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す