欠片6〜アベンジャーズ 〜

愛おしい人１ ページ48

クリントをAが寝ている部屋に連れてゆき



キャプ「ここにいる。」

クリ「ありがとう」

キャプ「ちゃんと話せよ」

クリ「わかった。」

振り替えったキャプテンは

キャプ「次泣かしたらわかってるだろ」

クリ「………あぁ」

返事をして部屋に入ったクリント

ふかふかのベッドに横になっているA
目尻から涙が流れていた。

クリ「A………」

心が痛くなった。
元恋人の事を知っていて
自分の前で笑っていたのがどんなに辛かったか

ベッドの脇に椅子を置き腰をかける

Aの手を握り起きるのを待っていた


部屋の外にはキャプテンが壁によりかかり
じっと２人をまっていた。

自分にも大昔好きだった人がいた

人を思う気持ちはわかる。

そばにいられるなら
その想いを大切にしてほしいと思っていた。

Aを好きだからこそ
大事にして欲しい。

ただ彼女には笑っていて欲しいのだ。

部屋では一緒に眠ってしまったクリント

Aは目を覚まし横をみれば

(………？！)

クリントが寝ているではないか

どうしてここに？
何で手を握っているのか
訳がわからないのだ

そっと手を解き

ベッドから出ようとすれば

ガシッ！！

(うへ？)

変声が出てしまう

クリ「何処に行く………」

(………何でここにいるの)

クリ「Aが寝てる間に、話し合いをしたんだ。長官も来てる」

眉を潜めるA


(バッキーは？)

クリ「ここに居るなら、王様の責任でここにいていいことになった。罰はナシだ。」

(それ、本当？！)

クリ「嬉しそうだな、ただまた同じ事をすれば逃さないってよ。」

(それでも良かった。それでクリントは何でここに？)

クリ「不安にさせてすまなかった。」

(別れるんでしょ………)

ベッドに座り
泣きそうな瞳でクリントを見つめる

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