欠片3〜アベンジャーズ 〜

片思い ページ47

ピエトロはこの気持ちを伝えずに
Aとクリントの姿をみていた。

ワン「ピエトロ？」

ワンダがピエトロの部屋にいけば
元気のない姿

ピエ「なんで俺じゃないんだよ。アイツは能力もないただの人間だぞ。」

ワン「そんな言い方ダメよ」

ピエ「ワンダの好きな人は？」

ワン「わからない。好きだけど彼は………。」

ピエ「俺のが若いのに」

ワン「気持ち伝えないの？」

ピエ「わかってる答えじゃん。」

落ち込むピエトロを抱きしめるワンダ




ピエトロがリビングに行けば
洗い物をしているAがいた

後ろから

ピエ「A手伝うよ」

(いいの？ありがとう！)

満面の笑み

可愛すぎて抱きしめたくなる

ピエ「今夜の夕飯美味しかったな。」

(沢山食べちゃった)

ピエ「Aはさ、好きな奴いんの？」

(………え？)

ピエ「俺が好きだって言ったらどうする？」

(えっ？！)

目をパチパチさせてピエトロを見る

(気持ちは嬉しいけど)

ピエ「その恋は実りそう？」

(わからない。でも失いたくない。)


２人のやり取りを
聞いていたのはキャプテン
廊下の壁に寄りかかっていた


ピエ「A………好きだ。」

(はい？)

ピエ「俺には少しも入る余地はないのか？」

(彼が好きなの。気持ちが通じなくても私は………)

ピエ「じゃぁ、見届けるしかないか。」

(何を？)

ピエ「そいつと恋人になれたら諦めるよ。それまで好きでいいだろ？」

そう言えば

チュッ………

Aの頬にキスをした

(ちょ！)

ピエ「いいじゃんキスくらい。じゃぁな」

言うだけ言って
去って行ってしまったピエトロ

廊下に出ると壁に寄りかかり
話を聞いていたキャプテンがいた

ピエ「立ち聞きか？」

キャプ「よく言った。俺も見習わないと………」

ピエ「お前まさか………」

キャプ「もうずっと前からだよ。ライバルだな」

ピエ「ライバルはアイツだ。」

キャプ「ははは。そうだな。」

その頃Aはお皿を拭きながら

(………好きって言えたらなぁ)

上の空だった。

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