アスガルド ページ10
その頃Aは
ソー「もう目を開けてもいいぞ」
(はぁ、変な感覚だった。)
ソー「前もクラクラすると言っていたな。」
(変な感じになるの………)
ソー「少し休め、明日の朝にはロキに会わせる。」
(わかった。)
部屋に案内されて
お手伝いが来れば
さっさと服を脱がされて
アスガルドの服を着せられた。
背中が見えるセクシーな格好だ。
(なんか、スースーするなぁ。)
与えられた部屋
その窓から見えるアスガルドは
地球とは全く違う世界で
(遠くに来ちゃった………)
胸が締め付けられる
もう、皆んなにも彼にも会えなくなるんだと
(ちゃんとさよならした方が良かったかな)
しばらくすれば夕食が運ばれ
そこには
(ソー?)
ソー「一緒に食べよう。」
(………うん)
ソー「その服はなんだ?俺を誘ってるのか?」
(は?違うわよ。)
お手伝いの女は
Aが着れるサイズがないと言い
背中の部分を出し巻きつけるしかなかったと
言われたのだ
ソー「そうか、似合うな。」
(………ありがとう)
2人で食事を取れば
ソー「ロキにはAが来ていることは言ってない。周りにも口止めしておいた。」
(言ってもいいのに)
ソー「本当に後悔はしないのか?帰るなら今だぞ?」
(………ちゃんとさよならを言えば良かったかなって思ったけど、彼女がロキに会いたがってる気がするからさ。)
ソー「会った所で彼女は生き返らない。」
(わかってる。でもなんとかしなきゃって思うの、たとえ命がなくなっても)
ソー「命がなくなる事はない」
(なんでわかるの?)
ソー「アスガルドの石は取らない。はっきりとは言えないが、死ぬ事はないだろ?」
(………ソー)
ソー「君の命が消えれば、仲間に何を言われるかわからない、2度と地球に行けなくなる。私の恋人にも会えなくなるからな」
(ソーって地球に彼女いたんだ?!)
驚くA
ソー「あの時Aは居なかったんだな。」
(あの時?)
ソー「チョ博士が来ていた時に恋人の話をした。Aは眠っていたからな」
(そうだったんだ。)
ソー「もう地球には帰らないのか?」
(………わからない。でもクリントがいないのならあそこで生きているのは辛い。)
ソー「奴を愛しているんだな」
(でも私、最低な事したから)
ソー「お前は悪くない。」
食事が終わりソーは明日の朝に来ると言って
部屋を出て行ったのだ。
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ナナミ(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます。自分でも、試行錯誤しながら思い立ったのを書いてます。まだまだ文字ミスがあったりと未熟ですが、がんばります。 (2020年6月1日 1時) (レス) id: d7e60dcab1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 何でこんなに良い話が書けるんですか?!最高です、個人的に博士とトニーとの絡みがめっちゃすきです、 (2020年6月1日 1時) (レス) id: 9f082aa266 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナミ | 作成日時:2020年5月31日 3時