欠片続編２

嘘つき ページ25

風呂に入ってきたクリント

(クリント！？)

湯船に浸かっていたが後ろを向く

クリ「恥ずかしいのか？」

ニヤリ笑うクリント

湯で体を洗い流し湯船に入ってくれば



Aの背中に


チュ………

唇をつけてキスをする



(っ/////そりゃ、恥ずかしいよ)

クリ「裸見てるのにか？」

(それは………)

背後からAを抱きしめ

クリ「さっき、ロケットが帰るのかどうするのか聞いてこいってよ。」

(………………)

クリ「どうする？」

(………帰るよ。)

ここに自分の居場所などないとわかっていた


クリ「地球に戻れば、またこき使われるぞ？」

(そんなのは慣れっこだよ。)

ハハハと笑うクリント

ちょうど良い温度の湯船


クリ「風呂はいいな………」

(………こっちに来てから入ってないの？)

クリ「あぁ。ずっとAを見ていたからな」

(そうだったの？)

クリ「隣の部屋から見てた。」

(全然きづかなかった。)


少しの沈黙の後
向かい合った2人

(ねぇ)

クリ「なんだ？」

Aはクリントの腕の模様を指でなぞり

(これ、どうしたの？)

クリ「Aと離れると決めた時に彫った」

(ずっと、どこにいたの？)

クリ「………旅をしてた」

(旅？)

クリ「あぁ」

人斬りをしていたんてAが知ったら
怖がるんじゃないか、嫌われてしまうんじゃないかと言い出せず嘘をついた。

(………楽しかった？)

真っ直ぐなAの瞳を見ていられなくて逸らし


(クリント？)

クリ「まぁ、楽しくはなかった。」

(………そっか)

クリ「Aがいたら旅も楽しかったかもな。」

(戻ったら旅に行こうよ！)

クリ「そうだな。」

罪悪感で心が痛むが
本当の事を話したら
どうなるか、勇気がなかった。


愛おしそうにAの頬をなぞり
産まれた姿で抱き合う

クリ「我慢できなくなる」

(昨日したばかりだよ？)

黙るクリント

クリ「………」

(………もしかして、キャプテンの事？)

クリ「Aを任せると言ったのは自分なのにな。」

(………私ね、ずっと思い出せなかった姿があったの、それがクリントとフィルだってわかったの。)

クリントに辛い思いをさせたと
ギュッと抱きしめる

クリントもAを抱きしめた。

お互いの気持ち→←まさかのキャプテンが

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