欠片 １ 〜アベンジャーズ〜

クリントとバナー ページ25

Aはクリントが持ってきた料理を
パクパク食べている。

クリ「気持ちいい位に食べるな」

ただ、ナイフとフォークの作法がなってない
それは、あんな環境にいたから
いつかちゃんと教えてやらなければと思った。
今は身体を元に戻すのが先だから
ゴタゴタ言うのはやめた

(これ、凄く美味しい)

クリ「口に付いてるぞ」

ナプキンで口元を拭いてやる
あっという間に平らげたA

クリ「すげーな」

(他の人はいないの？)

クリ「仕事に出てる」

(仕事………)

コールソンは別の案件で忙しくしている
この日はクリントとバナーが世話役だ

色々聞き出せたら聞いてくれと言われた

バナ「僕もいるよ。」

デザートのマフィンを持ってきたバナー

(それは？)

バナ「甘くて美味しいデザートだよ。」

Aに渡せば
バナーは椅子を出して座り

バナ「僕はブルース・バナーよろしく」

(Aです。よろしくお願いします。)

なんだか、まじめに返さないと失礼な気がした

バナ「ちょっと質問なんだが」

(………？)

バナ「君のその力はどうやって作られるんだい？」

クリ「コールソンの前で見せたあれだよ、バナーは博士だから気になるんだ。」

(………博士……思い浮かべれば手の平に型ができるの)

そう言うとAは手の平を広げれば
みるみるうちにキラキラした蝶々を出した

(はい、あげる。)

バナーに蝶々を渡せば

バナ「これは素晴らしいな！」

そんなに喜んでもらった事などないから
嬉しくなった。

次に手の平を広げれば
あっと言う間に弓が作られ

(はい、バートンにはこれね。弓使ってるよね？)

クリ「すげーな！カッコいいじゃねぇか」

(ふぅ、体力ない時は石は出せないの。)

クリ「そうなのか」

バナ「それは不思議だな。その力の源は？」

(わからないけど、胸からかな？)

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