検索窓
今日:28 hit、昨日:16 hit、合計:174,927 hit

胸の鼓動 ページ23

その日、モニターを見ていたのは
クリントとバナー

クリ「人形みたいだな。」

バナ「彼女、綺麗な瞳をしている。」

Aをじっと見つめ

クリ「おっと?ナターシャに言ったら怒るぞー」

バナ「ここだけの話しだから。」

クリ「言わねーよ」

ホッとしていたバナーだったが

クリ「様子がおかしいな」

モニターを見ていれば
苦しそうにしているAの姿

クリ「ちょっと行ってくる」

クリントはAの部屋に行き

中に入れば魘されていたのだ

ベッドの横に行き

クリ「おい、A!」

肩を揺すれば


ガバッと起き上がり
クリントに抱きついた

背中を撫でるクリント

クリ「大丈夫だ。」

(ハァハァ………)

体は震えていた。




しばらくして、落ち着いた頃

Aは体を離し

(貴方は、あの時の人?)

クリ「そうだ。クリント・バートンだ。」

(バートン、ありがとう。)

Aをベッドに座らせ

クリ「怖い夢を見たのか?」

(………いつも同じ夢。)

クリ「どんな夢だ?」

(………大事な人が離れていって真っ暗な部屋に1人でいるの。)

クリ「そうか………。だがもう1人じゃない。」

Aはクリントの言葉に驚き見つめ

クリントは見つめられ脈がはやくなる


クリ「コールソンが皆んながいるって言っただろう?」

(信じても………いつかは捨てられる。)

悲しみ溢れてる瞳

(っ!?)

顎を持ちAの顔を自分の方に向け

おでこをくっつければ

クリ「大丈夫、皆んなが捨てても俺は捨てない」



何言ってんだ俺!!と心で叫ぶクリント



(………嘘でも嬉しい)

薄く笑ったAの表情に
クリントの心は奪われる


誤魔化すように

クリ「よし、腹は?減ったか?」

(食べれるかも)

食事を運んで来るといい
Aの部屋を出たクリント


廊下を歩き角を曲がれば

クリ「どうした俺」

普段の自分からは想像もできない言葉
胸の鼓動に慌てていた。

慌ててはいるが他人から見たら
いつものクリント

クリ「……これはヤバイ。」


その様子をモニターで見ていたバナーは

バナ「キャプテン、先越されてるよ。」

苦笑いのバナーは2人の行く末を案じたのだった。

スタークのお願い→←見守る



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
197人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

ナナミ(プロフ) - ゆかさん» 笑っていただけて幸いです。コメントありがとうございます。 (2020年1月16日 0時) (レス) id: 0f6c4ea22f (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 鍋の蓋で拭いてしまった笑 (2020年1月15日 3時) (レス) id: 9f082aa266 (このIDを非表示/違反報告)
ナナミ(プロフ) - 紫陽花さん» コメントありがとうございます。嬉しいです。最後まで書き切れるように頑張ります。 (2019年7月4日 8時) (レス) id: 162c0f6f4e (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - すっごいニヤニヤしちゃう作品で大好きです!いやぁ、キャプテンやっぱりかっこいいですね (2019年7月4日 3時) (レス) id: fccbfe2d8d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ナナミ | 作成日時:2019年5月22日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。