Story59*。゜ ページ11
『拓也君、好きな食べ物教えて』
『うーん…そうだな〜…さつまいも…』
『さ、さつまいも……?』
*
拓也「Aちゃんが作ってくれたの?」
手渡されたのはお弁当箱いっぱいに入った、さつまいもの煮物だった。
A「一番美味しいものが作りたくて
煮物をたくさん作ったんだけどね。
よくよく考えてみたら全然可愛くないし喜んでもらえないかも…って。」
そうだ、2週間前にお礼するって言ってくれてたんだっけ。
拓也「本当に作ってくれるなんて…思ってなかった。」
俺にこの煮物作るために自分の時間も削って作ってくれたの?
休みもなくてヘトヘトの時期に?
*
拓也「全部全部…
俺の…ために…?」
*
この胸の高鳴りの意味がやっとわかった。
拓也「Aちゃん。」
A「は、はい…!」
俺は、きっとあの日から_
拓也「AちゃんのことAって呼ぶから
Aちゃんも俺のこと拓也って呼んでよ。」
A「拓也…?」
*
拓也「A、大事に大事に食べるからね。」
*
俺は、神崎Aのことが好きだ。
*
*
*
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妃菜 - 同じ部活のこにキュンキュンしてます(●´∀`●) (2015年9月27日 21時) (レス) id: 3daaa6057f (このIDを非表示/違反報告)
けーたぽん(プロフ) - この作品、とっても面白いです!これからも、更新、頑張って下さい!応援してます(*゚▽゚)ノ (2015年9月24日 21時) (レス) id: 17ff765b47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くろまめ | 作成日時:2015年7月29日 20時