○第六話○ ページ6
南沢side
目を開けるとそこは病室だった。
そしてなぜか雷門中のサッカー部の奴らが見舞いに来ていた。
どうして見舞いに来る奴が今の俺の学校じゃないんだ。
というかこの声は・・・
南「神童？・・・」
神「南沢先輩！！ここ病院ですよ！わかりますか！？」
南「さすがにそれはわかる。ってかなんでお前らがー・・・・痛ってー・・。」
神「ここ雷門中の近くの雷門病院ですし。」
というかなんで俺生きてるんだ？事情知ってるかもしれないな。
聞いてみるか。
南「なあ。なんで俺生きてるの？」
すると霧野が答えた
霧「爆風に先輩たちは飛ばされて、爆破に巻き込まれなかったんですよ。」
南「先輩たち？」
神「ほら、倉間と行ったじゃないですか。」
くらま・・・・くらま？・・・・
南「なあ神童。」
神「はい？」
南「くらまって誰だ？」
俺がそう言った瞬間、病室は凍りつきそうな空気に包まれた。
南「おーい・・・。」
すると速水は目に涙を溜めながらこういった。
速「覚えて、、、ないんですか？」
南「ああ、、、、、、、、。」
するとなぜかみんなが今にも泣き出しそうになった。
速「いつも嫉妬するくらい一緒にいたじゃないですか((転校するまでは。」
南「えっ。」
速「ほら、小さくてツンデレで、、、南沢さん倉間君で遊んでたじゃないですか！！」
なんて人聞きが悪い・・・・
でも・・・覚えてない・・・・。
このとき俺の頭を横切ったのは
『 き お く そ う し つ 』
そんなわけない、あるわけがない。遊園地で大変なことがあったって覚えてるんだしー。
でもー・・・。
速「ほら今となりのベットで眠ってますよ。」
傷ついた体を少しずつ動かしながら速水が指差した方へ視線をそらす。
南「・・・・・。」
速「思い出しました？」
すると倉間と呼ばれる小さな少年はゆっくりと目を開けた。
そして勢いよく体を起こし、こう言った。
倉「みっ、南沢さん！！！・・・痛ってええええ！！」
南「・・・・・。」
倉「あいたたた・・・。あっ南沢さん、無事だったんですね！」
南「・・・・・。」
倉間side
なんだろう。南沢さんの様子がおかしい。
倉「南さー・・・・」
南「君、誰？」
え？え？え？何が起きてるんだ？
俺は何もわからないまま時が経つのを待つだけだった。
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作者より一言
シリアスだね。
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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月菜(プロフ) - 常連客さん» コメントありがとうございます！ご察しかもしれませんが私も南倉派なんですよね〜。もっと南倉増えるといいですね！！ (2015年11月3日 15時) (
レス) id: fc71e3f441 (このIDを非表示/違反報告)
月菜(プロフ) - カンナさん» コメントありがとうございます！記憶喪失ネタ大好きなので思わず自家発電してしまいました！王道なのに見つからないっていうのすごく良くわかります（泣） (2015年11月3日 15時) (レス) id: fc71e3f441 (このIDを非表示/違反報告)
常連客 - 面白かったです！記憶喪失ネタって良いですよね？あ、私は南倉派で〜す♪更新頑張って下さい。 (2015年8月29日 20時) (レス) id: 3322158484 (このIDを非表示/違反報告)
カンナ(プロフ) - 面白かったです！！！ 記憶喪失ネタって王道の割にあまり見つけられなくて見つけたーと思ったらまさかの南倉 結構嬉しかったです 《長文ごめんなさい》 (2015年6月17日 2時) (レス) id: 11ba918df4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なっつー | 作成日時：2013年1月11日 18時
