【あらき】大好きなのは、貴方だけ。【歌い手】

Song17* ページ20

四季折々に揺蕩いて、の投稿からしばらく経ち。

おかげさまであの曲は思っていたよりずっと多くの方に聞いてもらえて。


それを機にファンになってくれた方、フォローしてくれた歌い手さんもたくさんいて。


呟きがそんなに多いわけでもないけれど、ちょっとずつ、色んな人と話せるようになってきた。


しかし、そんな中。


私はあることに気づく。




『nqrseの妹だって、完全に言うタイミング逃したよね…』



言う必要もないっちゃないのかもしれないが、変な形でバレて隠してたってなるのも困るし、割と早いうちに言うつもりだったんだけど…。


正直、あまりにも目まぐるしく色んなことが過ぎ去って、頭から完全に消えてしまっていた。




そんなことを考えながらまふてるのぬいぐるみをぐにぐに。

ちなみに覚えているかわからないが私はそらるさんのはんぺんクッションも持っている。歌い手以前に歌い手ファンだからね。



『…って、一人で考えてても仕方ないか。』



お兄ちゃんとこ行ってみよ。今日は家にいるはずだし。


そう、今私は部屋に一人。よってさっきまでのは全て独り言である。怖。


そんなことを考えながら無駄に広い家をてくてくと歩く。親が海外で仕事してるから、ほとんど帰ってこない代わりに稼ぎもなかなか。お兄ちゃんとの実質二人暮らしには広すぎるくらいだ。



ようやくお兄ちゃんの部屋の前に立つと、一応コンコンとノックして返事を聞かず中に入る。


ノックの意味。





『お兄ちゃ__________あ。』




な「あ。…わり、言ってなかったっけか。」





部屋に入って目に入ったもの。



お兄ちゃんのおっきいパソコン。



その前に座るお兄ちゃん。




そして



そのパソコンに流れる…文字。





＞＞＞＞＞＞＞なるせちゃん？どしたの？

＞＞＞＞＞＞＞何か事故った？



＞＞＞＞＞＞＞…てか今、お兄ちゃんって…





あ、待ってこれ、私完全にやらかした。




これって、もしかしなくても、あれだよね。




______________生 放 送 ！ ！

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