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【side:mey】
撮影を終えて家に帰ると電気はついているのにリビングには誰も居なかった。
(まぁた誰かつけっぱなしだよ…)
キッチンの照明もつけっぱなし。
溜め息を吐きながら電気を消す為にキッチンへと向かう。
「もぉ〜、…うわぁ！？」
水道の前にしゃがみ込んで丸まった人影
その小さな人影はスヤスヤと寝息を立てている。
「え…、まよ？何、してんの？」
恐る恐る声をかけるとモゾ…と顔を上げるマヨ
「ん…、めーちゃん？」
「え、ねてた？」
「…ねてた」
「ここで？」
「ここで…」
ゆっくりと瞬きをして欠伸を噛み殺したマヨがへらりと笑う。
「告知配信終わってお腹すいたから何か食べようと思ったんだけど、安心したら眠くなっちゃった…」
そういえば、今日は彼女のライブやアルバムの告知配信の日で今月に入ってからマヨがずっとそわそわとしていた事を思い出す。
「…まよって、急に電池切れるよね」
「そうかも」
「気を付けてよぉ？」
「ごめんなさい」
申し訳なさそうに眉を下げた彼女の髪を撫でる。
「で、マヨさんは何が食べたいんですか？めいちゃんが作ってあげますよ」
「ほんと？」
「ほんと」
「やったぁ〜、え〜何にしよう？」
「なんでもいいよ、好きなの作ってあげる」
緊張の糸が解けた途端、キッチンで寝落ちしてしまうほどずっと緊張していた彼女を今日は特別に労わってあげる事にしよう。
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うたたね(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます☺️✨楽しんでいただけたようで幸いです💕 (10月1日 16時) (
レス) id: 6910b7a819 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 面白すぎて一気に読んでしまいました😍‼️幸せの具現化すぎて、一生読んでたいです😭🙏🏻 (10月1日 11時) (レス) @page20 id: 0439cd6fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うたたね | 作成日時：2023年6月24日 21時
