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次は1番大きな箱を開けた。
中身はモコモコの部屋着と靴下だった。
「猫ちゃんだ」
「え、可愛いじゃん！」
着てみなよ、とめいちゃんに言われて羽織ると少し大きめのサイズのそれは多分なるせがいつも着ている着る毛布の類なのだろう。
背中には尻尾とフードには猫耳が付いていた。
モコモコの靴下の足の裏には猫の肉球がデザインされた猫尽くしのプレゼント
「これはなるせでしょ？」
「せいか〜い、A寒がりだからね、モコモコ着てなさい」
「ありがと」
「どういたしまして〜」
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最後の包みは大きさはあるものの少しコンパクト
中身はマフラーだった。
「…ちゃんめい、なんかズルくね？」
「え、何が？」
なるせが不満気な声をあげるから、めいちゃんは首を傾げる。
「俺らにはふざけたプレゼント渡してきた癖にAのはなんか超まともじゃん」
「いやいや、2人だってガチのプレゼントじゃん！…あ！A、マフラー巻いてあげる！」
「え？」
なるせに詰められて焦るめいちゃんが話を逸らす様に私の手からマフラーを奪って、私の首にグルグル巻きにする。
「…ぐぇ」
「お〜！似合うじゃん！」
ふわふわな触り心地のマフラー
シンプルなデザインだけれど、この触り心地からしてきっととてもいい物なんだと思う。
「……」
マフラーを見詰める私を不思議そうに見詰めるめいちゃん
「A？」
「…かぶった」
「何が？」
「めいと被った」
ちょっと待ってて、と言い残して部屋へと戻りクローゼットを開ける。
「…」
３つ揃いの紙袋を手にリビングへと戻って、3人にプレゼントを渡す。
「え、何なに？」
「俺たちにも何かくれんの！？」
「いやぁ、何か悪いですねぇ…」
そう言いながらも嬉しそうな顔でいそいそと箱に掛けられたリボンを解く3人を私は1人浮かない顔をして見詰めていた…
「「「…マフラー？」」」
「…そうです」
それぞれに似合いそうなシックな色合いのマフラー
クリスマス限定でマフラーの端に縫い付けられたタグの色が選べたのでそれを1人ずつのイメージカラーにした。
「え！すごい！！タグの色が俺の色じゃないっすか！」
「あ、マジじゃん」
「本当だぁ〜！」
「いやぁ、やっぱりAさんはおしゃれですねぇ」
「…ありがとうございます」
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うたたね(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます☺️✨楽しんでいただけたようで幸いです💕 (10月1日 16時) (
レス) id: 6910b7a819 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - 面白すぎて一気に読んでしまいました😍‼️幸せの具現化すぎて、一生読んでたいです😭🙏🏻 (10月1日 11時) (レス) @page20 id: 0439cd6fa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うたたね | 作成日時：2023年6月24日 21時
