検索窓
今日:9 hit、昨日:1 hit、合計:1,542 hit

22  黒尾side ページ22

最初の出会いや

眼鏡を修理しに行った日のことをたまに思い出す






今のAはまるであの時とは別人





でもいつ見ても楽しそうでなんかホッとする






そんなこいつからの頼み事

多分俺でも

もし彼女がいても

何とかしたんじゃないかと思う







ま、いないから何とかしなくてもOKだけど・・・・・・







しゃーねーなってOKしてやろうと思った







でも俺が何か言うより先に

今まで黙ってた夜久が急に口を開いた








「俺なんも用事ねーし一緒に回ろ」







なんだ・・・

俺の出る幕ねーじゃん








「よかったじゃん^^じゃあ夜久よろしくー♪」







何かモヤモヤすんのは

多分・・・

巣立っていく子供を見送る親のような感情からだろ

俺しか頼れる奴がいないんだとか

なんかこいつのことちゃんとしてやんなきゃって

どっかで思ってたはず






曲がり角・・・

「じゃあ俺こいつ送ってくから」

今までならきっとそう言って

俺とAは同じ方に曲がって

夜久は向こうに曲がってた






だけど・・・

何となく・・・

今日はそうじゃないと思った

「夜久、学祭ついでに今日のこいつの送りも頼むわ^^」

ひらひらと手を振って

返事も待たずに俺は二人に背を向けてそのまま歩いた






あれ?

なんか俺拗ねてるやつみたいじゃなかった?

そんなことねーか・・・・・

23  あなたside→←21  あなたside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , 黒尾   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:マリリン | 作成日時:2019年6月4日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。