裸で一夜を共にした！？ ／ Alan Sirahama

彼氏　Alan side ページ15

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凄く、幸せそうな顔をして笑っている彼女。


そんな彼女を見るだけで俺は幸せになれた、笑顔になれた。



…本当に、こんなにも好きになってしまったんだと思った。





その彼女の笑顔を、壊すように鳴り響いた電話。



すぐに彼女の顔が曇るのがわかった。



…相手はわかる、朝かけてきた奴と同じ、彼氏。






『 あー…ちょっと出てきますね 』






そう言って席を立とうとする。


彼氏、彼氏なんだから当然出るのは当たり前。



でも、出したくなかった。


その想いが強くて思わず腕を掴んだ。






『 え…、あ、亜嵐さん？ 』



亜嵐「 ________出なくていいよ、Aの事困らせるような人間なら 」






本気だ、俺は本気。



だからこそ、そんな浮気して困らせるような人間にこの子を渡したくない。





龍友「 …まぁまぁ、とりあえず出た方がええやろ。亜嵐、困らせたらアカンで 」



亜嵐「 ……ぁ…うん…ごめん… 」



『 …すいません、有難う御座います。亜嵐さん 』






微笑んでいるのに、どこか悲しそう。




…困らせてたのは俺の方だったのか…


…あぁ、何やってんだ俺…






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