6匹のネコを拾ったら、若かりし頃の警察学校組とFBIでした。

17缶目 ページ19

3時間後ーーー。

『…夢じゃなかったか…おはようございます。』

まだ眠たかったが、お腹も空いたので寝室から出てきたら、人間に戻った赤井さんと降谷さんがいた。
…私、この人達に抱きつかれて寝てたんだよね。
炎上しないかな…。

「おはようというかもう昼だぞ。」

『夜中に仕事終わったんで許してください。松田さん。』

「Aちゃん！今日は俺と寝よう！！」

『いやです。諸伏さんはそこの金髪と一緒に寝てください。』

えーと言って抱きついてくる諸伏さん。今は引き剥がす元気もない。

『あっ、降谷さん。猫じゃらしいります？』

「俺の何処をどう見て、それがいるか聞いているんだお前は。」

降谷さんは猫じゃらしを取り上げ片手でポキッと折り赤井さんに向かって投げる。

「降谷君…何故俺に向かって投げる？」

「あれ？、いたんですか？気がつきませんでした。」

いい笑顔で喧嘩をふっかける降谷さん。

「また、始まったよ…。」

「おい、2人共そこまでにしろよ。』

周りはまたかと呆れている。

『金髪のお兄さんや、部屋の物壊すなよー。あっそうだ、赤井さん。ちょっとお願いがあるんですが。』

「ん？どうしたA？」

『…みんなナチュラルに名前呼びしてくるよね。まぁいいや。あのですね。截拳道教えてと言うか見せてくれませんか？』

「なんだ？護身用にということか？」

『いいえ。ただの興味本位です。』

「別に構わんよ。」

『やった！じゃあお願いします！』

「A！俺もボクシング教えてやる！なんなら、柔道に合気道も護身術にどうだ！！」

『…いや、別にいいです。格闘スキル伸ばす気はないんで、それにこんなやつ誰も襲いませんよ。』

「いや、嬢ちゃん襲いそうなのが少なくともここに2人…」

「そうだな。」

『え？』

「諸伏と萩原が…」

『えっ…おまわりさんが相手かよ。通用するか分からないけど…降谷さん教え下さい。』

「えっ！？俺、やだよAちゃんが降谷みたいになるとか！！」

「Aちゃんの攻撃ならどんなものでも受け止めてみせるさ！！」

『あなた方幼馴染あんな事言ってるけど？』

「萩原は通常運転だな。」

「ヒロォ…」

どこか死んだ目をする松田さんと頭を抱える降谷さん。大変そうだな…お疲れ様です。

この後みんなに様々な武術、護身術と叩き込まれそれなりに強くなったとか…。

『私、小説家なんだけど…」

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