13缶目 ページ14
『ねぇ、パ…伊達さん。』
「パ？…どうした嬢ちゃん。」
『私、ちょっと気になっていたことがあるんです。』
それはある日の昼下がり。
私の素朴な疑問からすべては始まった…。
「何が気になってんだ？言ってみろ。」
爪楊枝をくわえニカッと歯を見せて笑う伊達さん。
もう、パパって呼びたい…。
『みなさん、ネコになってましたよね。その間の味覚・視覚・聴覚とかってどうだったんです？』
「あー、そうだな。特に今と変わらなかったぜ。聴覚はちょっとばかし良かった気がするけど…あんまかわんねぇな…」
『なるほど…では、これを使った場合どうなるんでしょう？ネコとヒト、どちらの本能が勝つのか…。』
「そ、それは…俺も気になる！」
『よし！降谷さんで試そう！』
「嬢ちゃん、降谷で遊ぶの好きだな…」
その時、Aの手に握られていたのは猫じゃらしだった。
これを降谷さんの前でじゃらしたら、飛びついて遊ぶのか！それとも食いつきもしないのか！これは気になる！！それに、絶対面白い！！
『じゃあ、早速やってみよう！』
伊達さんに降谷さんを連れてきてもらい実験スタート。
「にゃあ」
「悪いな降谷。嬢ちゃんがちょっと用事があるようなんだ。」
「…にゃあ」
「な！別にそんなことしねぇよ！！」
降谷さんを抱えて、伊達さんが部屋に入ってくる。
『あっ、降谷さん。すいません、お呼びして。…そんな別に取って食おうとしたりしませんよ。』
「…にゃ」
『実は、ちょっと伺いたいことがあって…』
バッと猫じゃらしを取り出し目の前でじゃらす。
ビクッと身体を震わせ、こちらを睨んできたがだんだんと落ち着きがなくなっていった。
例えるなら遊びたくてうずうずしているような…
伊達さんもおっこれは！と身を乗り出して様子を見ている。
『ほ〜ら、降谷さん。どうですか〜』
必死に我慢しているようで、更にこちらを強く睨んでくる。
すると…
「にゃふっ！」
猫じゃらしに飛びつきついに遊び出した。
小さな体で必死に追いかけている。
やば、可愛い。
写真、写真。
「降谷…じゃれたな。」
『降谷さん、じゃれましたね。』
それからしばらく猫じゃらしで遊ぶ降谷さんを堪能した。
ちなみに赤井さんにやった場合。
こちらに近付き、猫じゃらしに飛びつくかと思いきや、猫じゃらしを持っている手を狙って飛びついてきた。
びっくりして手を離すと
「にゃ」
と短く鳴いてこちらを見ていた。
この人、絶対鼻で笑ったわ。
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シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています😊😊 (11月27日 13時) (
レス) id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
課題でリーフレタス育ててるけどレポートめんどくさい - 続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます！ (2022年6月24日 22時) (レス) @page29 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - 続き気になりすぎる…完結まで更新頑張ってください…！ (2022年3月10日 3時) (レス) @page28 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 初めまして♪凄く面白かったです( ≧∀≦)ノ続きがとても気になります( ;｀Д´)これからも応援してます(^○^) (2021年2月14日 16時) (レス) id: c9954f1e86 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^皆が猫の時、鳴いてる姿が可愛かったです^_^癒されました^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2021年2月10日 0時) (レス) id: cb4e0b5a34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クロム | 作成日時：2020年12月2日 3時
