中島くん、いいかげんにして【Kento.N】

おわり ページ21

風「おはよ〜

…お前らやっと付き合ったの？」








『あっ、おはよふまたん！！俺のAだからね、盗ったら許さないよ』









風「ふまたん言うな笑

…よかったねぇ仁科」









「ありがと、菊地」









風「付き合ったらもっとめんどくせぇと思うけど、頑張ってな」









「あは、ありがと」









『…なんで姫は否定しないの？

あ、わかった、俺に嫉妬してほしいんでしょ？ほーんとやることも可愛いね』









「意味わかんないからとりあえず離れてほしい」









『やだ』









「なんで」









『いつでもキスできる距離にいたいから』









「…っ、ばかじゃないの？！」









風「お前ら、他所でやって」









『わかった〜！

ふまたんの許可出たし、いくよ姫』









「いやどこに？！ちょっと菊池！！？笑ってないで助けろ！！」









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校舎裏まで連れてこられて、壁ドンされてます。



悔しいけど、…やっぱり、かっこいい。








『ねぇA、…キスしてもいい？』






「もういいよ…好きにしてよ、健人」









『〜〜っ！！

……ずるい、よ…ほんとに』









「何が…っんぅ」









何がずるいの、って全部言う前にキスされた。


熱が出ていた時にしたキスよりも、もっと熱くて、頭がふわふわして、気持ちいい。




やっぱり中島くんが好きなんだなぁと実感。







「んっ…ちょぉ、あ、長いよ…！」






さすがに苦しくなって、胸を叩いたらやっと口を離してくれた。


息が切れてる私とは対照的に、余裕そうな中島くん。








『だってさ、…Aが可愛すぎるのが悪いんだよ』









「それ何回も聞いたって、もうわかったよ…」









「ふふ、何回でも言うよ？？」









『本当に可愛いし、本当に大好きだから。


…Aだけを、ずーーーっと、愛するよ』









こんな甘ったるいの、猛毒だよね。



でも彼に捕まったら抜け出せなかった。




好きにならないと思ってたけど、…気づいたら好きになってた。




ねえ、









「私も、ずーっと愛するよ。」

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