合作するぞー∠( ﾟдﾟ)／ｵｰ!【東方短編集】

輝く未来を貴方に　こいし　{黒紅} ページ18

Aが森を散歩していると、1人の3つの目を持った妖怪に出会った

その妖怪は、倒木に腰掛け俯いていた

『どうしたの？こいし』

こいし「A……こんにちは」

光の少ない瞳をAに向け、暗く、小さな声で言葉を発した

『なにか……あったの？』

こいし「……みんな、私に気付いてくれないの。いつも1人ぼっち」

『さとりとかは居ないの？』

こいし「いつも私の知らない間に出掛けちゃうの。

　 だから寂しくて、外に遊びに来たんだけど、だれも私に気付かない」

ぽつり、ぽつりと小刻みに言葉を繋ぎ、その内に瞳に溜まっていた涙が少しづつ溢れ出してしまった

その涙は土をぬらし、ゆっくりと地面に馴染んで行く

Aはどうしていいか分からず、周りをキョロキョロと見回し、必死に何かを探そうとした

その時、Aは一本のローレルの木を見付けた

高貴な紫色の花を咲かせ、葉をキラキラと輝かせていた

いずれその葉は、水を吸収し、長い時をかけて新たな花を咲かせる

そして花は光を生み出し、見た人を魅了する程に成長するのだ


Aはそのローレルの枝を一本、丁寧にもぎ取った

そしてこいしの手の中にそっと枝を包み込ませ、

『みんなはね、貴方が眩しすぎるから見る事が出来ないの

　だけど、その眩しさを上手く使えば、きっと貴方はもっと輝ける！
　
　そしたら、みんなも気付いてくれるわ！』

こいし「……うん！」

『じゃあ〜早速！みんなの所に遊びに行こうか！』

こいし「やったー！」

Aはこいしの手を引き、子供達の声で賑わう広場へ走るのだった

ーーーーーーーーーーーーｷﾘﾄﾘーーーーーーーーーーーー
ローレル！

綺麗ですよね！

ちなみにローレルの花言葉は「輝ける将来」です！

魔理沙病でも恋がしたい！！　アリス　{犬神大夢}→←お嬢様お先に失礼します。　レミリア【死ネタ】{犬神大夢}

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