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『何処だッ‼』
俺と鵺廻は必死に
紅がいる部屋を探していた。
まわりの神様は「何故彼奴らが?」
と、見てくる。
勝手に見てやがれ。
「天先輩!あっこです!」
鵺廻が指を指す部屋に
俺は勢い良く開ける。
『くれな…い?』
ドアを開けるとそこには
蛍の首を絞める
紅がいた。
「全部…全部ッ‼お前の所為だったのかッ‼ただ側神とゆう称号が欲しいだけで⁈天と鵺廻をッ⁈ふざけんじゃねぇッ‼」
と、嘆く紅。
蛍はもう息が出来ないようで
苦しそうに紅を見ている。
俺は、動けなくなった。
足が全く動かないのだ。
でも鵺廻は。
紅の元に行き
「もう大丈夫です‼もういいんですよッ‼紅様ッ‼」
と、抱きついた。
少し力が緩む。
その時を狙い俺は蛍を奪って
腕できっちり抑える。
一応、反抗しないように。
まぁ、そんな気力は残って無さそうだが。
「…あれ?なん、で?鵺廻?あ、め?」
『なんでって…帰って来たんだよ』
「あと紅様を変な呪縛から解くためです!」
俺と鵺廻は笑う。
紅はそれを見た後
「そっかぁ…そっかあっ!」
と、言いながら泣いた。
俺たちが居なくなった時の泣き方ではない。
違う涙だった。
『さて、蛍もなんか言う事ないか?』
俺は微笑む。
すると蛍は
「ごめんなさい…ごめん、なさ、い…」
と、泣き出した。
俺はそれをギュッと抱きしめた。
『泣いてる奴が二人になりやがった』
「別に良いじゃないですか!」
やっと天界の二大喧嘩の二つ目が終わった。
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胡汰 - あー、本当だ。さんきゅ。 (2016年7月5日 22時) (レス) id: a960466de3 (このIDを非表示/違反報告)
薙沙 - 性違うんでは? 所為 (2016年7月5日 20時) (レス) id: 9cf7642260 (このIDを非表示/違反報告)
薙沙 - yes (2016年6月29日 20時) (レス) id: 9cf7642260 (このIDを非表示/違反報告)
胡汰 - 薙沙さん» …また名前変えたか? (2016年6月28日 22時) (レス) id: a960466de3 (このIDを非表示/違反報告)
薙沙 - うぃーっす! 見ていくぞい (2016年6月27日 20時) (レス) id: 9cf7642260 (このIDを非表示/違反報告)
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