ロブ・ロイ ページ10
「すいません、何から何まで。」
「俺が好きでやってんだ。気にすんな。」
大体あの後で足元が覚束無い状態のまま、放っておけというのが無理な話だ。
しかも夜夜中なら尚更だ。
幾ら成人した大人だと言っても、柏木は自覚をしていないだろうが童顔なのだからそういう気があるような野郎共に襲われかねない。
そう悶々と考え込んでいると、
「そういえば、土方さん。」
突然名を呼ばれて驚いた。
しかも、さん付けでだ。
バーにいるときのような様付けではない。
「土方さん？あの、聞いてますか？」
心配そうに俺の顔を覗き込んできた。
そりゃあ反応しないと心配になるのは当然だ。逆に喋り続ける奴がいるのなら、それに気付いていないのか、若しくは精神が図太いのかの何方かだ。
「…あ、あぁ。どうしたんだ？」
「よかったちょっとだけ心配しました。あ、そうそう…先程、土方さんはカクテルを呑んでいらっしゃっていたので、大丈夫なのかなと。」
実はあの事件でカクテルを呑み損ねてしまった。
お代を払おうとしたところ、マスターが払わなくてもいいからその代わり、柏木くんを頼むと言われてしまったのだ。
「呑んでねぇから安心しろ。」
「…やっぱり、あんなことがあって呑み損ねてしまったんですよね。」
エスパーなのか？
そうなのか？
と思ってしまったがそうではないだろう、馬鹿かと心で自虐しながら、出来る限りの自分が出せる優しい声で尋ねてみる。
「なんで、そう思ったんだ？」
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伊達狐@活動停止(プロフ) - 燐さん» ご指摘ありがとうございます。変換ミスのようですね…（汗）申し訳ありません。直させていただきます！ (2018年2月17日 19時) (
レス) id: d530d2d8e8 (このIDを非表示/違反報告)
燐 - 中村祐一じゃなくて中村悠一さんじゃないですか？ (2018年2月16日 18時) (レス) id: 0efc3643a8 (このIDを非表示/違反報告)
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