◎そわそわする ページ9
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もちろん、4機捜のみんなには付き合っていることを隠している。
隠している、というか公私混同はしたくないタイプ。
外回りが終わり、事務所に帰ってきた。
伊吹「 お昼、Aちゃんが作るんだよね？ 」
『 がんばって作ります〜 』
志摩「 ん、お手洗い行ってくるわ 」
伊吹「 じゃあ俺もー！ 」
志摩「 ついてくんな 」
伊吹「 いいじゃん〜！ 」
.
『 あれ？ひとり？ 』
九重「 陣馬さん、桔梗さんところに行った 」
『 そうなんだ、あ、わたしが今日うどん作るんだ 』
九重「 作れんの？ 」
『 レシピ見たら！いけると思う 』
九重「 心配だから手伝う 」
『 それは同僚として？ 』
九重「 彼氏として。今は2人しかいないからいいでしょ 」
『 なんかそわそわする 』
いつみんな帰ってくるかわからない、スリル感？
九重「 ネギはこうやって切るの 」
後ろからハグするみたいにネギの切り方を教えてくれる
『 ちょ、近いってば 』
九重「 んー？わざと 」
そうやってニヤニヤする世人、かっこいいけど、
『 あ、コツ掴めたよありがとう 』
振り向いてお礼を言うと、
九重「 可愛い 」
世人の顔が近づいてきた。
.
伊吹「 Aちゃんのうどんっ！ 」
廊下から歌声が聞こえてきて、慌てて離れた。
『 ちょっと、火強くない？ 』
九重「 あ、ちょっと強かったかな！ 」
志摩「 … 今日のうどんは美味しいだろうな 」
伊吹「 Aちゃんじゃなくて九ちゃんが作ってるじゃん！ 」
九重「 茹でるのにコツがあるんで 」
続く
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作者名：黒
| 作成日時：2024年1月14日 18時
