リベロが1番カッコいい ページ12
西「じゃあ俺のオーバーの練習付き合ってくれ！」
碧「おお、苦手だもんな」
西「早くやろうぜ」
ええ、大丈夫なの
私は2人でパスを永遠に繋げていた
かれこれ12、3分
周りのみんなもこっちに見入る
菅「西谷は微妙だけど...碧絃すごいな」
澤「ああ。西谷がミスしても碧絃がカバーして必ず
返すから続くんだな」
15分くらい経過した時
私のパスが乱れて、ズレる
落ちるな。と思ったが夕が上げる
碧「あ、じゃあ一旦休憩しなさい」
あれはオーバーで返せないパスをあげちゃった私が悪い
碧「倒れるよ。倒れなさそうだけど」
西「喉乾いた！！」
だろうな
私はさっき買ったスポドリを渡す
碧「本番に強いよな、みんな。夕も上手くなってるし
すごいよ」
西「オーバー疲れた！碧絃、サーブ打ってくれ！」
サーブなら飛男の方がいいと思うけど
まぁ今は新速攻の練習してるしな
碧「いいよ...いくよ？」
高くボールを放ってそこから高く飛び上がる
バゴォン
コーナーギリギリを攻めた...のに
バシュ
少しの音を立てて上げやがった
碧「夕、レシーブ好きだね」
西「おう、カッコいいだろ！」
碧「うん。私、リベロが1番好きだもん」
リベロってかっこいいよねぇ..!
菅「えー、碧絃ぉ、セッターは？」
孝支先輩
碧「セッターもいいですよね。まぁ私運動してる人
好きなんですよ笑」
菅「碧絃、俺のトス打ってくれない？」
碧「もちろんです！」
最近動いてないからかな
体がどくどくしてる
手の空いていた夕にボールをあげてもらい、孝支先輩がすっとトスを出す
おお...
バシィン
着地をしてから手を握る
碧「なんかしっくり来た！」
菅「たべー。少し高めが得意なんだな」
碧「すんごい！」
次の日
合宿遠征2日目
私は今ものすごく嫌な予感がしてる。
言葉にできないんだけど、すごく嫌な予感
そのフラグを回収したのが朝ごはんを食べている時のこと
いつも通りみんなで座って食べていた
私の隣には孝支先輩で前には潔子さん
潔子さんの隣に仁花。孝支先輩の前に大地先輩
ご飯を口に入れていると後ろの廊下が騒がしくなった
その中に聞き覚えのある声が___
黒「碧絃さん、お久しぶりです」
火「碧絃かっ？！久しぶりだな」
うわぁお
恐る恐る後ろを振り向くと...誠凛高校の皆さんがいた
碧「お久しぶりでぇす...」
咄嗟に笑顔を作る
もっと嫌な予感
そう思った瞬間目に写ったのは派手な黄色
黄「あーいーとっちぃー！！」
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作者名：みるくストロベリー | 作成日時：2021年1月16日 17時
