検索窓
今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:27,883 hit

12.喧嘩賭博 ページ13

───────ドクン。






「しゃぁあぁあぁあ!!いくぞオラァア!!」

「あれ?ナオトは?」






気づけば外にいて、目の前にはイキっているようにも見える気合で叫んでいるヤンキー。

周りを見渡せば、ヤンキー共が大勢で囲んでいた。





イキナリの状況でついていけてないオレ。







「はっ!?え?……え?」

「花垣ィ、テメーに1000円賭けてんだぞ!!」

「えええ!!何?この状況!!!?
ちょっと待て!!」






今の日付や時刻を確かめたくて、ポケットからケータイを取り出して確認していく。


2005年7月6日!?
12年前の今日だ!!ナオトの言った通りだ!!


うそだろぉお








「うあああああああああああ」

「ちょ、ちょっ……」







ちょっと待って、と言おうとしたらお構い無しに顔面にパンチを食らってしまった。





……ホントに、タイムリープしちゃったんだ。






「はっ!?」






オレは殴られて気絶してたのか?

目の前には怖い不良たちが。






「オーイ花垣起きたぞー」

「テメー、ワンパンでのされてんじゃねーよボケ。
みんな金賭けてんだぞ」

「ショボい試合見せてんじゃねーよ」







……試合?








「なぁ?キヨマサ」

「…………」






額の傷、渋谷三中のトップ。
清水将貴(きよみずまさたか)!!!!






「ギャラリー集まんなくなったら、この喧嘩賭博も終わりだ」







喧嘩賭博!?

そっか……
さっきのは金を賭けた喧嘩……

思い出してきた。東京卍會(コイツら)はその胴元だった。






キヨマサの一言で、オレはボコボコにされていった。
少しでもダメージを受けまいと、カメのように丸くなっていた。


東京卍會(コイツら)の言いなり。
無理矢理 喧嘩させられて
ヤキ入れられて、毎日…毎日…生き地獄だった。

だから逃げた。
友達も、彼女だった橘も捨てて。







()って…」







オレは去りゆくキヨマサたちに声をかけた。






「あの……」

「なんだよ花垣、まだ起きてたの?しぶてーな」

「えっと……キヨマサくん達って東京卍會っスよね?
オレ、トップの佐野って人か稀咲って人に会いたいんスけど……なんとかならないかなー?なんて







ダメ元で聞いてみた。
もしかしたら、会えるかなって甘い考えで。








.

13.無理だ→←11.トリガーは“握手”



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
158人がお気に入り
設定タグ:東京リベンジャーズ , 佐野万次郎 , 三ツ谷隆   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:くろっきー | 作成日時:2021年10月16日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。