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19. ページ19
「……あ」
次の日、移動教室の最中に廊下を歩いていると、『王さま』さんと目が合った。
「よ〜。ええっと…Aだっけ？『皇帝』のお付き！」
「こんにちは、……えっと、月永さん」
危ない。一瞬忘れかけてた。
「Aはなんでここにいんの？まだ授業中だろ？」
「今は休み時間ですけど。次理科室なんで…移動してるんです。月永さんこそ、授業サボって何してるんですか」
三年生の教室は、ここから少し離れている。
しかも、チャイムは先程鳴ったばかりなのだ。授業を受けてここにくることは不可能。
だから、多分サボってる。…もしかして、この人って不良？
「わははっ！いやぁ、霊感(インスピレーション)が湧いちゃってさ〜！！」
「駄目ですよ、ちゃんと受けないと。留年しますよ？」
床に落ちていた楽譜を拾って、彼に渡す。
…ほんとうに、こんなところで会うなんて、偶然だよなぁ。
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きたれれ - とてもおもしろかったです！更新楽しみにしています。頑張ってください (2016年11月23日 12時) (
レス) id: 55896c85bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月
| 作成日時：2016年10月31日 16時
