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これやこの ページ10
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『は?夜に帰った?!このみがあっさり引くなんて...信じられないわ...』
味噌汁を味見するみやこにそれを告げた所、危うく吹き出しそうになりながら何とか飲み込んで驚ていた。
「詳細は妹君から聞いてくれ...話す事は出来ない。」
『そう...』
鮭を皿に乗せ、味噌汁をよそいながら此方を気にしている。
「...」
『まあ良いわ。帰ってくれたんなら...千寿郎くん起こしてくる。』
白米をよそい、漬物を小皿にのせ終わり、膳を並べ終わったみやこは千寿郎の部屋へ行く。
俺は静かに自分の膳の前に座った。
暫くすると父上と千寿郎が起きてきた。
皆で食事の挨拶をする。
「「「『いただきます』」」」
皆少し黙って食事を摂っていたが、それから少しして父上が口を開く。
「...みやこさん...君の妹さんだが...」
『...分かっています。問題がある子ですが良い子です...その事はなるべく触れないで頂きたいです。』
真剣な顔をして答えるみやこに父上も黙ってしまった。
それから朝食は滞りなく、終わった。
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