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みかの原 ページ27
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『生ま...れた』
我が腕に抱かれている赤子は杏寿郎似でとても可愛らしい娘だった。
『...宜しくね、若菜。』
お母さん、長くは生きられないし、側にいることも出来ないかもだけど。
遊んであげられないだろうし、何処かへ行くことも無理だと思う。
この前は山を登れたのに。
ゆっくり、ゆっくり。確実に。
出来る事が無くなっていく。
「有難う...みやこ...」
ただ静かに涙を流す杏寿郎。
響き渡る赤子の産声。
幸せだな。
『...嬉しいなぁ...』
最初の頃は不安しかなかったけど、お母さんになれるなんてなぁ...思ってなかったや...
「妹だ〜!!」
妹がほしい、妹がほしいとせがんできた真由香はとても嬉しそうだった。
「私!!立派なお姉ちゃんになるから!!お手伝い!!頑張るから!!」
『ふふ。いいお姉ちゃんね。』
頭を撫でてやると嬉しそうにニコニコしていた。
＝＝
話のストックが...切れそう...
ぎゆさんハピバです!
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