彼氏のフリ頼んだら黒尾だった【ハイキュー】

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「俺もあいつには感謝してるよ」





にっと笑った黒尾のネクタイをくいっと引き寄せ、少しだけ屈んでくれたその唇にキスをした。

だけどすぐに頭に手を添えられて

黒尾のペースへと持っていかれる。






啄むようなキスを何度もされて、黒尾の制服のシャツをぎゅっと握ると満足そうに笑ってやっと離してくれた。





『...ここ学校なんだけど』

「誰も見てませんよ」





余裕たっぷりで飄々としている黒尾はどこか大人っぽく見える。





『ところで黒尾はなんで屋上来たの？』

「あー。Aが高橋とどっか行ったって夜久に聞いて」

『探しにきてくれたの？』

「だって嫌じゃん？...独占欲ってやつ」





そう言って黒尾の腕に抱きしめられる。





『私は黒尾しか見えてないよ』

「ん、知ってる」





ほんと、好きだなぁ。

ふわりと香る黒尾の匂いに包まれて、その顔を見上げれば優しい目で見つめてくれる。





『黒尾、……大好きだよ』



















fin.













✎︎＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿



あとがき。



【彼氏のフリ頼んだら黒尾だった】を
読んでくれている皆さま
いつもありがとうございます！！！！

おかげさまで総合順位１位を
獲得することができまして
お気に入り登録者様も1000人超えました...！！
本当に感謝ですっ！！！



作者の夢と願望が詰まったお話に
お付き合いいただいて
ありがとうございましたぁ！！！

黒尾夢書くの楽しかったです。
合宿めっちゃ楽しかったです。



このあと番外編に続きますので
よければお楽しみください。
黒尾サイドストーリーになります。



2024.03.29 りんごあめ

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