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ゆっくり近付く黒尾の顔。
目を閉じれば
触れるだけのキスをされた。
たった１回のキスで癖なんてわかるわけないけど、ただ嬉しかった。
黒尾の顔をじっと見つめていると
「……好きですよ」
と、少し照れたように言われた。
『私も、黒尾のこと好きだよ』
「すげー嬉しい」
緊張しているのかいつもより口数の少ない黒尾の、そのぺったんこの髪を指先で撫でる。だけどその手はあっさりと掴まれてしまった。
「…もう１回していい？」
前髪の隙間から熱っぽい視線を向けられる。
『１回じゃなくていっぱいして』
「待ってまじで煽んないで。健全な男子高校生なんですよ俺も…」
『黒尾は紳士じゃなかったの？』
「オオカミでしたゴメンナサイ」
ふふ、と笑うと黒尾に腕を引かれてそのまま抱きしめられた。その大きな体にすっぽりと収まって、ドキドキが加速する。
『黒尾もドキドキしてる？』
「そりゃあ好きな子抱きしめてんだからするだろ」
『なんかいいね、嬉しい』
そんなことを言っているとまたキスされた。
今度はさっきより少し長く。
そんな触れるだけのキスを何度か繰り返していると
黒尾が小さく息を吐いた。
「これ以上はちょっと…我慢する」
『なんで？』
首を傾げると黒尾は少し困ったように笑う。
「絶対わかってて言ってるよな？」
『あは、ごめん』
「まじで止まんなくなるんですよ」
『合宿中だもんね』
そう言って２人で笑ったとき走ってくる足音が聞こえて、自販機の前に現れた人物が。
「『………あ。』」
.
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りんごあめ(プロフ) - MARTYさん» ありがとうございます！！キュンキュンしていただけたなら嬉しい限りです☺️ (4月4日 17時) (
レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 黒尾ファンさん» いつも応援ありがとうございます！！作者もWデートの話気に入っております☺️ (4月4日 17時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
MARTY - キュン死しそうでした！最高でした!!!!!! (4月4日 9時) (レス) @page48 id: 27d32145c9 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - この作品が最高すぎて、わぁってなっちゃった。この作品大好きやわぁって今日もう一度思いながら読ませてもろうたんやけど、Wデートがきゃってなってもうて心臓がもちまへん、さいこうすぎまへんか！！これからもごっつい応援しとるけん頑張ってください！！！😄 (3月29日 22時) (レス) @page48 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 黒尾ファンさん» 何度も読んでいただいてありがとうございます！！すごく嬉しいです💓 (3月29日 19時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごあめ | 作成日時：2024年3月16日 17時
