彼氏のフリ頼んだら黒尾だった【ハイキュー】

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それが１年前の黒尾との出会い。





その日のうちにマネージャーの入部届け出したときはさすがにびっくりされた。





今では黒尾も男子バレー部の主将だ。





そういえばあのとき、私と黒尾が付き合ってるって噂はまったく流れなかった。噂回収する気満々だったのに誰にも何も言われなくて拍子抜けしたなぁ。



















部活の休憩時間、ビブスを持って歩いているとひょいっと黒尾が顔を覗き込んできた。





「なにー？ご機嫌じゃん」

『え、そうかな』

「なんか嬉しいことあった？」

『黒尾と初めて会ったときのこと思い出してただけだよ』





そう言うと黒尾は目をぱちくりさせる。





「……ちょっと夜久！！」

「なんだよ？」

「Aがすげーかわいいこと言ってくるんですけど！！」

「俺も昨日言われた」

「は？何、なんて？」

「やっくんすごい！かっこいい！って」

「はぁー？聞き間違いじゃないー？」

「んなわけねーだろ！なんなんだよお前は！」





バチバチと火花を散らす黒尾とやっくん。

相変わらず仲良しだなぁ。



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