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そのまま抱きしめられていると、黒尾がリエーフの首根っこを掴んで私から引き離す。
「いつまで抱きついてんだ」
「あぁ!俺のAさんを奪わないでください!」
「誰のAだって?」
「なんでもないですゴメンナサイ」
黒尾の顔を見ると、矢野さんが浮かんで
研磨の言葉を思い出して
自分の気持ちがわからなくなる。
合宿中なのにこんなんじゃダメだ。
少し黒尾から離れたくて、黒尾がリエーフと話してる間に木兎のところへ向かう。
『木兎と赤葦くんはスパイク練?』
「おー!ただブロック飛んでくれる奴がいなくてさぁ」
「みんな逃げましたからね」
『あは、木兎のスパイク練は際限ないってよく聞いてるよー』
笑ってそう言うと、木兎と赤葦くんが何故か不思議そうに顔を見合わせる。
『どしたの?』
「ん?あー…いや、なんか」
頭を掻きながら何か言いたげな木兎。
「Aさん、何かありました?」
そんな木兎の代わりに赤葦くんがそう問いかけてきた。
『え、何もないけど…なんで?』
「元気ないように見えたんで。ね、木兎さん」
「おー。なんとなくな」
『赤葦くんはともかく、木兎にそんなこと言われるなんて私もまだまだだなぁ』
「なんだよ元気なのか?」
『大丈夫だよ、元気!』
心配してくれる2人にガッツポーズをしてみせる。
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りんごあめ(プロフ) - MARTYさん» ありがとうございます!!キュンキュンしていただけたなら嬉しい限りです☺️ (4月4日 17時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 黒尾ファンさん» いつも応援ありがとうございます!!作者もWデートの話気に入っております☺️ (4月4日 17時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
MARTY - キュン死しそうでした!最高でした!!!!!! (4月4日 9時) (レス) @page48 id: 27d32145c9 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - この作品が最高すぎて、わぁってなっちゃった。この作品大好きやわぁって今日もう一度思いながら読ませてもろうたんやけど、Wデートがきゃってなってもうて心臓がもちまへん、さいこうすぎまへんか!!これからもごっつい応援しとるけん頑張ってください!!!😄 (3月29日 22時) (レス) @page48 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 黒尾ファンさん» 何度も読んでいただいてありがとうございます!!すごく嬉しいです💓 (3月29日 19時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんごあめ | 作成日時:2024年3月16日 17時