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夜、シャワーを終えて女子部屋に戻ろうとしたけど迷子になった。
『最悪…。携帯は部屋に置いてきたし…』
順番に入ったから他のマネ達もいないし、廊下は薄暗いし、こわいし、もう泣きそう。
びくびくしながら歩いていると後ろから突然名前を呼ばれた。
『ひゃあ!?』
びっくりしすぎて変な声出た。
すると聞き慣れた笑い声が。
「ぶは、何ビビってんだよ」
『く…黒尾……』
力が抜けてその場にへなへなと座り込む。
『びっくりさせないでよぉ…』
「何、もしかして迷子?」
『そうですー。女子部屋わかんないですー』
「毎回迷子だな、お前」
座り込む私の前に視線を合わせるように屈む黒尾。
黒尾もシャワーを浴びたのか髪がぺったんこだ。いつものトサカがなくなってる。この姿も今では見慣れたものだけど、最初はまじで誰?状態だったな。
じっと見つめていると黒尾が不思議そうにする。
「なんだよ?」
『寝癖ない黒尾はかっこいいよね』
「俺はいつもかっこいいですー!」
黒尾は私の持っているタオルを奪い、がしがしと髪を拭いてきた。
「ちゃんと乾かせっていつも言ってんだろ」
『ドライヤー疲れるもん』
「うちのマネージャーは世話が焼けるな」
黒尾はほんとに面倒見がいい。
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りんごあめ(プロフ) - MARTYさん» ありがとうございます!!キュンキュンしていただけたなら嬉しい限りです☺️ (4月4日 17時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 黒尾ファンさん» いつも応援ありがとうございます!!作者もWデートの話気に入っております☺️ (4月4日 17時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
MARTY - キュン死しそうでした!最高でした!!!!!! (4月4日 9時) (レス) @page48 id: 27d32145c9 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - この作品が最高すぎて、わぁってなっちゃった。この作品大好きやわぁって今日もう一度思いながら読ませてもろうたんやけど、Wデートがきゃってなってもうて心臓がもちまへん、さいこうすぎまへんか!!これからもごっつい応援しとるけん頑張ってください!!!😄 (3月29日 22時) (レス) @page48 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 黒尾ファンさん» 何度も読んでいただいてありがとうございます!!すごく嬉しいです💓 (3月29日 19時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんごあめ | 作成日時:2024年3月16日 17時