彼氏のフリ頼んだら黒尾だった【ハイキュー】

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「おっすA、なんかおもしろいことになってたな」





通りすがりのやっくんが声をかけてきた。
なんかにやにやしてる。





『見てたの？やっくんおもしろがってるでしょ。顔が笑ってるよ』

「黒尾先輩と付き合ってるんですか！？って、ウケる」

『全然ウケないよ！せっかくかわいい１年女子から告白されると思ったのに！』

「お前は何を目指してんの？」





呆れたような目を向けられてハッとした。





『ねぇ黒尾は！？いないよね！？』

「今はいないよ」

『よかった聞かれてなくて。絶対笑われるもん』

「黒尾もモテるからな」

『…そうだよね』

「何？ショック受けてる？」

『……なんで？』




首を傾げて目の前のやっくんを見つめる。





「別にー。なんとなく」

『まぁ黒尾がモテるのはおもしろくない』

「ははっ自分もモテてんのに」

『私はいいの！』

「なんの基準だよそれ」





しばらく談笑していると肩にずしっと乗りかかる重み。見ると黒尾が私とやっくんの肩に腕を置いている。





「なーにー？仲がよろしいねお二人さん？」

「おい、肘置きにすんな」

『やっくんが小さいからって肘置きはひどい』

「地雷踏んでんぞA」





ぶは、と笑う黒尾。





「ところで梟谷の合同合宿だけど、今年は烏野も参加するってよ」

「お、まじか」

『烏野メンバーに会える！！』



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