01 ページ2
.
あれは2年になったばかりの頃だった。
『話ってなに?』
朝、HRが始まる間際。
同じクラスの男子に屋上に呼び出された。
空は快晴。雲ひとつない。
告白かなぁ…。
目の前のチャラそうな男子を見る。
.....あ、そうだ。高橋くん。
「神崎さんってかわいいよね」
『うん、ありがと』
かわいいのは認めるけども。
「だからさ、俺と付き合ってよ」
何が「だから」なのかわからない。
かわいいから?
そんなの私じゃなくてもよくない?
『えっと、……ごめんなさい』
「え?なんで?」
高橋くんは訳がわからないというように首を傾げる。訳わからんのはこっちなんですけど。
「彼氏いるの?」
今はいない。
けど正直に答えるのはなんか悔しい。
「いないよね?じゃあいいじゃん」
.....いないって決めつけられた。
そのとき、屋上のドアが開いて
目が合ったのは黒髪の背が高い人。
見たことある。でも名前わかんない。
なんかトサカみたいな髪型してる。
「げ、黒尾じゃん」
黒尾くんっていうのか。
咄嗟に黒尾くんの横へ行き、その腕に自分の腕を絡めた。
『この人、私の彼氏なの!!』
「え?」と私を見下ろす黒尾くん。
お願いだから空気を!!読んで!!
.
1306人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りんごあめ(プロフ) - MARTYさん» ありがとうございます!!キュンキュンしていただけたなら嬉しい限りです☺️ (4月4日 17時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 黒尾ファンさん» いつも応援ありがとうございます!!作者もWデートの話気に入っております☺️ (4月4日 17時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
MARTY - キュン死しそうでした!最高でした!!!!!! (4月4日 9時) (レス) @page48 id: 27d32145c9 (このIDを非表示/違反報告)
黒尾ファン - この作品が最高すぎて、わぁってなっちゃった。この作品大好きやわぁって今日もう一度思いながら読ませてもろうたんやけど、Wデートがきゃってなってもうて心臓がもちまへん、さいこうすぎまへんか!!これからもごっつい応援しとるけん頑張ってください!!!😄 (3月29日 22時) (レス) @page48 id: 13c9948002 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - 黒尾ファンさん» 何度も読んでいただいてありがとうございます!!すごく嬉しいです💓 (3月29日 19時) (レス) id: 60ce7b9f29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りんごあめ | 作成日時:2024年3月16日 17時